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篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

篠原 匡

1975年生まれ。1999年慶応大学商学部卒業、日経BP社に入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者を経て、2012年10月から日経ビジネスクロスメディア編集長。建設・不動産、コミュニティビジネス、地域作り、人物ルポなどが得意分野。現在は別冊やムック、書籍などを作っている。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

◇主な著書
腹八分の資本主義』(新潮新書) 2009
おまんのモノサシ持ちや!』(日本経済新聞出版社) 2010
グローバル経営の教科書』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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 記者時代は出張三昧でしたが、今は締め切りやら入稿やらで会社を出ることもできません。雑誌やムックを作る作業は極めて楽しいのですが、出張にいけないのがストレスな今日この頃。気分転換は家庭菜園と競艇とEテレ。このまま髪を巻き続けるかどうかが最近の悩み。

ニュースを斬る

アマゾン帝国、食品市場への侵攻を本格化

2017年6月20日(火)

アマゾンはホールフーズ買収で新たに約460の店舗網を手に入れる(写真:AP/アフロ)

 リアルとネットの垣根は徐々に消えつつある。

 6月16日、米アマゾン・ドット・コムは高級スーパー大手、米ホールフーズ・マーケットを買収すると発表した。ホールフーズはナチュラル&オーガニックな自然食品を中心に手がけており、食の安全や健康を重視する消費者に幅広く評価されている。もっとも、ここ数年は他の食品スーパーが健康志向の商品を数多く扱うようになったこともあり、成長が鈍化していた。

買収額は約1兆5000億円、アマゾンとして過去最大

 買収金額は137億ドル(約1兆5000億円)とアマゾンが過去に手がけたM&Aの中で最大だ。予定通り買収が完了すれば、アマゾンは約460の店舗網とナチュラル&オーガニックというホールフーズのブランドを手に入れることになる。

新鮮なオーガニック野菜が並ぶホールフーズ。食の安全や健康を重視する都市住民に支持されている。(写真:The New York Times/アフロ)

 従来の書籍や家電、おもちゃから食品や飲料、アパレル、果てはプライベートブランドまでeコマースの戦線を拡大しているアマゾン。その中でも、ここ数年は食品などグロッサリーの販売に力を入れている。

 米投資銀行のCowen and Companyによれば、パーソナルケアや日用品、ベビー用品などを含めたグロッサリー市場の規模は2017年で1.3兆ドルに達する。「アマゾンの成長を考えるうえでグロッサリーは最もポテンシャルの大きい市場」とCowenがレポートで指摘するように、アマゾンにとっては未開拓と言ってもいい市場だ。

 このフロンティアに対して、アマゾンは消費者に様々な買い方を提供するマルチチャネル戦略で対応してきた。

 会員になれば2日間以内の無料配送が可能な「Amazon Prime」、プライム会員向けに食品やキッチン雑貨、日用品などを2時間以内で配送する地域限定の「Prime Now」、アマゾンが扱う食材やローカルの食料品店の商品が注文の同日に届く「Amazon Fresh」、シリアルのような乾物や日用品を一つの箱に詰める「Amazon Pantry」。それに加えて、シアトルで実験中の実店舗「Amazon Go」やオンラインで購入した商品をピックアップするための拠点も作りつつある。

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和田 眞治 日本瓦斯(ニチガス)社長