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篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

篠原 匡

1975年生まれ。1999年慶応大学商学部卒業、日経BP社に入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者を経て、2012年10月から日経ビジネスクロスメディア編集長。建設・不動産、コミュニティビジネス、地域作り、人物ルポなどが得意分野。現在は別冊やムック、書籍などを作っている。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

◇主な著書
腹八分の資本主義』(新潮新書) 2009
おまんのモノサシ持ちや!』(日本経済新聞出版社) 2010
グローバル経営の教科書』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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 記者時代は出張三昧でしたが、今は締め切りやら入稿やらで会社を出ることもできません。雑誌やムックを作る作業は極めて楽しいのですが、出張にいけないのがストレスな今日この頃。気分転換は家庭菜園と競艇とEテレ。このまま髪を巻き続けるかどうかが最近の悩み。

キーパーソンに聞く

NY発、インスタ時代のメニューはこう作れ!

2018年4月26日(木)

 米ニューヨーク市ブルックリンの人気店”The Bedford”。クリエイターなどが集まるウィリアムズバーグにも近い隠れ家的なカフェである。看板メニューは揚げたマカロニチーズで分厚いビーフパテをはさんだ”Mac-n-Cheese Burger”。そのボリューム満点の見た目ととろけるチーズのメルト感はハンバーガーにうるさいニューヨーカーの心をわしづかみにしている。

 ここ数年、米国では”Instagrammable(インスタ映え)”なメニューや内装にして客を呼び込むカフェやレストランが増えている。The Bedfordはその象徴とも言える店だ。Mac-n-Cheese Burgerを生みだし、The Bedfordのマーケティングやブランド構築を手がけるフードコンサルティング会社、Food and Cityの創業者兼CEO(最高経営責任者)、ジャレッド・ザッカーマンに話を聞いた。

ブルックリンの人気カフェ、The Bedford(写真:Chiaki Kato)
同上(写真:Chiaki Kato)

料理はまず目で食べる

ザッカーマンさんは”Mac-n-Cheese Burger”や”Drunken Cookie(ラムカンの中に砕いたクッキーを入れてエスプレッソとバニラガナッシュで満たしたデザート)”、レインボーカラーの”Poke Taco”など見た目のインパクトが強烈なメニューを開発することで有名です。やはり料理は見た目ということでしょうか?

ジャレッド・ザッカーマン(以下、ザッカーマン):見た目はもちろん重要です。ソーシャルメディアであれ何であれ、われわれはまず目で食べるからです。ソーシャルメディアが普及して、見た目がより重要になっていると思います。

 ただ、味を犠牲にしては意味がありません。インスタには度を超したクレイジーな料理がたくさんあります。見た目は強烈だけど、食べてみると全然おいしくない。これではビジネスになりません。リピーターが来ませんので。

ソーシャルメディア向けのメニュー開発に定評があるジャレッド・ザッカーマン氏(写真:Chiaki Kato)

 コンサルタントとしてThe Bedfordのメディアマーケティングチームに参加した10カ月前、私はお店のオーナーにまずこう言いました。「これまでにないユニークなものを作りましょう」と。

 お客さんに来てもらうには、そのお店でしか食べられないユニークな料理が必要です。写真に撮ってみんなに見せたいと思うような。ただ、私の場合は料理で使う素材や味をちゃんと考えた後に見栄えを考える。当たり前ですが、おいしいかどうかが第一です。

 Mac-n-Cheese Burgerはとてもうまくいきました。ABCテレビの人気フード番組、「The Chew」に2回出ましたし、雑誌にもたくさん取り上げられました。ハンバーガーの競争が激しいニューヨークの中でも、ユニークでおいしいハンバーガーだったからです。

大人気の“Mac-n-Cheese Burger”。間違いなく高カロリー(写真:Chiaki Kato)
こちらは“Drunken Cookie”。ホワイトチョコレートを注射器で注入する(写真:Chiaki Kato)

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新谷 美保子 TMI総合法律事務所弁護士