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篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

篠原 匡

1975年生まれ。1999年慶応大学商学部卒業、日経BP社に入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者を経て、2012年10月から日経ビジネスクロスメディア編集長。建設・不動産、コミュニティビジネス、地域作り、人物ルポなどが得意分野。現在は別冊やムック、書籍などを作っている。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

◇主な著書
腹八分の資本主義』(新潮新書) 2009
おまんのモノサシ持ちや!』(日本経済新聞出版社) 2010
グローバル経営の教科書』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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 記者時代は出張三昧でしたが、今は締め切りやら入稿やらで会社を出ることもできません。雑誌やムックを作る作業は極めて楽しいのですが、出張にいけないのがストレスな今日この頃。気分転換は家庭菜園と競艇とEテレ。このまま髪を巻き続けるかどうかが最近の悩み。

ニュースを斬る

「2つの原発は造りたいと思っている」

2017年4月24日(月)

 3月29日、東芝の米原子力発電子会社ウエスチングハウス(WH)が米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した。債務保証の履行などによって、2017年3月の東芝の連結最終赤字は1兆100億円に拡大する見通しだ。名門、東芝を債務超過にまで追い込んだ米原発建設の底なし沼。前回はボーグル原発(ジョージア州)とサマー原発(サウスカロライナ州)の建設現場の実態をリポートした。今回はボーグル原発3号機と4号機をウエスチングハウスに発注した米電力会社、サザン・カンパニーのトーマス・ファニングCEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

(ニューヨーク支局 篠原匡、長野光)

米サザン・カンパニーのトーマス・ファニングCEO。写真は2012年に建設計画を発表した時のもの(写真:AP/アフロ)

ウエスチングハウスが3月29日にチャプター11の適用を申請した。

トーマス・ファニングCEO(以下、ファニング):とても重大で深刻な問題なのは間違いない。サザンカンパニーは「AP1000」という新しい世代の加圧水型原子炉を作っている。ウエスチングハウスと原発建設の契約を締結したのは、もう10年も前の話だ。もともとはウエスチングハウスとの契約だったが、このディールの重要性と時間軸を考えて、契約の一部に東芝も加わるよう強く求めた。

 言い換えれば、我々の契約はサザンとウエスチングハウスだけでなく、サザンとウエスチングハウス、東芝との間のものだ。我々が当てにしたのは原発建設を遂行するウエスチングハウスの能力だ。同様に東芝のサポートも当てにしていた。親会社としての保証を通じて財政やオペレーションの安定性を提供してもらうだけでなく、いい時も悪い時も原発建設をサポートするという道義上の責任も含めての話だ。

「綱川CEOのコミットメントだ」

3月30日に東芝の綱川智CEOと会談した。

ファニング:とても建設的なミーティングだった。彼は私に、原発を完成させるというコミットメントに責任を持つと断言した。それが会話の発端だった。我々はそのコミットメントを遂行するため、東芝と協力し続ける。

会談の前、米ブルームバーグに「東芝のCEOの目を見て話すために来た」と語っていた。その成果はあったか。

ファニング:綱川CEOのコミットメントだ。東芝が財政と道義上の両面で原発建設に責任を持つというコミットメントだ。

他には何を話し合ったのか。

ファニング:詳細については伏せておきたい。東京での面談で、私は「真の人間関係」の構築を望んでいた。それは実現できたと思う。

今回の原発建設における東芝の責任について、改めて聞きたい。

ファニング:我々は既にある契約上の義務に対処している。確かに、ボーグル原発の建設継続に向けたオプションは様々あるが、我々は絶対的にウエスチングハウスのサポートを必要としている。いずれにせよ、ウエスチングハウスはAP1000の技術を持っており、今後も建設に関わることになる。そして、ウエスチングハウスが技術的・人材的に建設を終わらせることのできるリソースを提供するかどうか、また東芝が自身の保証に責任を持つかどうかを確認しなければならない。

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