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篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

篠原 匡

1975年生まれ。1999年慶応大学商学部卒業、日経BP社に入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者を経て、2012年10月から日経ビジネスクロスメディア編集長。建設・不動産、コミュニティビジネス、地域作り、人物ルポなどが得意分野。現在は別冊やムック、書籍などを作っている。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

◇主な著書
腹八分の資本主義』(新潮新書) 2009
おまんのモノサシ持ちや!』(日本経済新聞出版社) 2010
グローバル経営の教科書』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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 記者時代は出張三昧でしたが、今は締め切りやら入稿やらで会社を出ることもできません。雑誌やムックを作る作業は極めて楽しいのですが、出張にいけないのがストレスな今日この頃。気分転換は家庭菜園と競艇とEテレ。このまま髪を巻き続けるかどうかが最近の悩み。

アマゾン ベゾスに見える未来

音声AIで音楽産業は生まれ変わる

2017年10月4日(水)

 米アマゾン・ドット・コムは昨年10月、数千万曲の音楽ストリーミングが可能な「Amazon Music Unlimited」の提供を始めた。それまでもアマゾンプライムの会員向けに200万曲を超える音楽を無料で提供していたが、月額7.99ドルで曲数の上限を取り払った。

 音楽配信ビジネスはスウェーデンのスポティファイやアップル、グーグルがしのぎを削る激戦区。だが、アマゾンには音楽配信ビジネスのゲームを変える秘策があった。アマゾン・ミュージックのバイスプレジデント、スティーブ・ブーム氏が語る秘策とは。(ニューヨーク支局 篠原匡、長野光)

まず、アマゾンが提供している音楽配信サービスについて簡単に説明してください。

スティーブ・ブーム氏(以下、ブーム):アマゾンは2つのサービスを提供している。一つはPrime Musicで、もう一つがAmazon Music Unlimitedだ。この2つの違いは提供している楽曲の数。Prime Musicはプライム会員であれば誰でも無料で聞けるが、あらゆる楽曲が入っているわけではなく、あくまでもわれわれがセレクトした楽曲の中から聞くことになる。

アマゾン・ミュージックのバイスプレジデントを務めるスティーブ・ブーム氏。米ヤフーの上級副社長やシリコンバレーのスタートアップのCEOを歴任後、2012年にアマゾンに入社(写真:Robert Schultze)

 一方のAmazon Music Unlimitedは、いわゆるフルカタログ・サービス。メジャーレーベルの楽曲は全て含まれていて、インディペンデントも全てではないが大半は聞くことができる。

 当初はわれわれがフォーカスしていたのは音楽が生活の一部になっているようなヘビーユーザーだった。彼らは好きなジャンルを聞くので、全ての楽曲にアクセスする必要は必ずしもないと思った。ただ顧客の声に耳を傾けていると、お金を払ってもいいのでもっと多くの楽曲にアクセスしたいという声が思った以上に多かった。それで、Amazon Music Unlimitedを始めた。

 

音楽配信ビジネスは競合がたくさんいます。端的に言って、スポティファイとの違いは何でしょうか?

ブーム:最大の差別化要因はアレクサとエコーだ。数千万の楽曲が聴けるとして、最も大変なのはアプリの中で次にどの楽曲を選ぶかだ。同様に、聴きたい曲を探し出すのも難しい。だが、エコーに話しかければ、一発で解消する。

 例えば、友人とビールを飲みながらテイラー・スウィフトの新曲の話をしたとしよう。これまでであれば、iPhoneを出して、ロックを解除して、アプリを起動して、「Taylor Swift」と打ち込んで、テイラー・スウィフトのページに行き、新曲を探す。聞くまでに30秒はかかる。ところが、エコーがあれば「アレクサ、テイラー・スウィフトの新曲かけて」で終わり。新曲のタイトルも必要ない。(注:アレクサはアマゾンが開発した音声アシスタント機能。エコーはアレクサを搭載したスピーカー)

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官