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石川 温(いしかわ・つつむ)

スマートフォン/ケータイジャーナリスト

石川 温

1999年日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社、月刊誌『日経トレンディ』編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどで記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界はキャリア、メーカー、CPなど幅広く取材。近著に『iPhone5で始まる!スマホ最終戦争』(日本経済新聞出版社)がある。メルマガ『スマホ業界新聞』を配信中。

◇主な著書
スマホ業界新聞 創刊号 [Kindle版]』() 2012
iPhone5で始まる! スマホ最終戦争―「モバイルの達人」が見た最前線』(日本経済新聞出版社) 2012
スティーブ・ジョブズ 奇跡のスマホ戦略 ポスト・Jobsのプラットフォーム戦争の勝者は?』(エンターブレイン) 2011

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

石川温の「スマホニュース斜め読み」

格安スマホ間で熾烈な生き残り競争が始まった

2015年3月26日(木)

イオンは3月19日、格安スマートフォンの春夏モデルを発表した。VAIO、ソニー、京セラの国内3社の新機種を投入する

 昨年春のイオンスマホ以降、盛り上がりを見せる格安スマホ市場。月額1000円台でスマホが使えるのが魅力だが、最近では競争軸が料金から、新たなフェーズに突入しつつある。「格安の看板は下ろさないが、これからは『こだわり』の部分でも勝負をする」とイオンリテールの橋本昌一デジタル事業部長は語る。

 格安スマホの先駆けとなったイオンでは、「2015年春夏モデル向け発表会」として、この3月から日本メーカーのスマホ3モデル(VAIO、ソニー、京セラ)を投入する。

 昨年、ヒットとなったイオンスマホは、市場に在庫として余っていたNexus4(LGエレクトロニクス製)8000台を調達して、SIMカードとセットで販売。端末代金を分割にすることで、「スマホが欲しいけど通信費が高くて手が出ない」というガラケーユーザーを中心に、あっという間に売り切ることに成功した。

 その後も格安路線を貫くために、中国メーカーのスマホなどを扱ってきたが、やはり、イオンの客層からは「知っているメーカーのほうが安心感がある」として、日本メーカー製を欲しがる声が上がっていた。そこで、12月には富士通製のSIMフリースマホを投入。「かなりの人気となった」(橋本氏)ということで、この春からは、日本メーカー製スマホのラインナップを強化することになったのだ。

 イオンはこれまで、「スマホデビューしたいが、料金が高い」とガラケーを使い続ける人向けの「スマホ初心者向け」という位置づけが強かった。今回、日本メーカー製を揃えることで、従来の客層に加え「すでにスマホを持っているユーザー、20~30代をターゲットにしていく」(橋本氏)という。

 3月に投入したソニーの「Xperia J1 Compact」は、おサイフケータイや防水性能にも対応。従来のスマホユーザーでも満足できるブランド、機能を備えているのが特長だ。

ソニーの「Xperia J1 Compact」

 イオンでは、スマホ向けのコンテンツサービスや、サポート体制も強化。さらに出張サポートで、スマホとテレビ、レコーダーなどと連携させる活用方法などをアドバイスできるようにしていく。イオンスマホは全国にショップがあることが強みとなっており、大手キャリアにも対抗できる武器を備えていると言えるだろう。

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