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堀田 佳男(ほった・よしお)

ジャーナリスト

堀田 佳男

1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社勤務後、90年にジャーナリストとして独立。以来、首都ワシントンで政治、経済、社会問題等で取材活動をつづけ、滞米25年後に帰国。前日本テレビNEWS24特別解説委員。

◇主な著書
勝てるビジネスのヒント』(講談社) 2012
大統領はカネで買えるか』(角川SSコミュニケーションズ) 2008
MITSUYA 日本人医師満屋裕明―エイズ治療薬を発見した男』(旬報社) 1999

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

インタビュー

ベイスターズを黒字化した男

2016年10月6日(木)

 弱冠35歳で横浜DeNAベイスターズの社長になってから5年目のシーズンを過す池田純社長(40)。就任時(2011年)には24億円の赤字だった同球団を5年で黒字に転換させた。観客動員数も110万人から190万超に拡大。スポーツ界を越えて財界からも経営手腕が注目されている。

横浜DeNAベイスターズの球団社長に就任した時(2011年12月)、経営状態はかなり悪かったそうですね。2011年は売上高が52億円で、赤字が24億円とうかがっています。「お前、大丈夫か。負け試合じゃないのか」と当時の師匠から言われたそうですね。

横浜DeNAベイスターズの池田純社長

池田:でも私はいけると思っていたのです。球場をお客様で満席にするのがプロ野球ビジネスの根幹です。当時は稼働率が50%を切るくらいでしたから、全試合を満席にし、さらにグッズ購入や飲食など1人あたりの支出を増やせれば、売上高を確実に2倍以上にできるポテンシャルがありました。

 しかも横浜のマーケットは大きい。横浜に住んでいたので、地元の人たちの気質を少しはわかっていたつもりですから、「行ける」と思っていました。横浜球場は私が生まれた病院の並びです。

35歳でプロ野球の球団社長に就任された。自信はありましたか。

池田:実は、売上高が数十億円規模の会社の社長は今回が2度目なのです。NTTドコモとDeNAの共同出資会社で社長をやっていました。そこでも勝負し、確実に結果を出しました。

 野球は好きだし、横浜のためだったらできるかもしれないと思って、経営陣に「全権をください」と話をしました。でも、実はその時、球団社長って何をするのか知らなかった(笑)

「全権をください」という言葉はサラリーマンからは出ないものです。飛躍がある。それは、積み上げてきた自信があったからでしょうか。

池田:経験と自分の力を総合的に判断した結果です。あとは感覚でしょうか。企業の再生には以前に何度もかかわった経験がありました。

ベイスターズはずっと赤字だった会社です。しかもチーム成績も低迷していた。それでもやろうと思った?

池田:経営状態がずっと良くないことは聞いていました。ただファンを増やしていくビジネスです。これはマーケティングそのものです。また、地域の人たちや自治体の人たちと、寝技というほどのものではないですが本音と熱意で信頼を勝ち得ながら、自分の持っている経験と知識を総動員すれば、勝てる可能性の方が高いと踏みました。

失敗するとしたら、どういう状況だと思っていましたか。

池田:小池都知事が改革を掲げた時、都議会とのあつれきを挙げていました。何かを変えようとすれば、あつれきは必ず生まれると思います。そこで私が外されたり、改革を断念しなくてはならない事態は起こり得るかもしれないと思っていました。

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