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大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

大西 孝弘

1976年横浜市生まれ。上智大学法学部卒業後、2001年から月刊「日経エコロジー」、2006年から週刊「日経ビジネス」で主に自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。
自動車など製造業に足場を置きつつ、「経営者の突破力」、「短期と長期の成長モデルの違い」、「規制と競争」などをテーマに企画を考えている。

◇主な著書
孫正義の焦燥』(日経BP社) 2015年

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

記者の眼

乱暴運転のタクシーでも「優良」の怪

2017年9月26日(火)

 最近、どのタクシーに乗っても「優良」マークがついている気がしないだろうか。

 「優良」マークのタクシーに乗ってみたら、運転は粗いうえに言葉遣いはつっけんどん。本当に「優良」かと首を傾げざるを得ないケースがある。

 時速50kmの制限速度の道路で、80kmを出しているタクシーに「優良」マークがついているようなこともある。

 もちろん様々な人が運転するタクシーなのだから、すべてが上質なサービスを提供できる訳ではないだろう。ただ、乱暴運転のタクシーに「優良」マークが付いているのは解せない。

 タクシーの「優良」マークの実態を探った。

多くのタクシーで見かける優良マーク。外国人にも分かりやすいように2017年から英語表記を大きくした

 まず、優良マークは個人に対して発行されるものではない。公益財団法人の東京タクシーセンターが法人タクシー事業者に発行しているものだ。

 この評価制度による公表は2002年度に始まった。同センターが100点満点で設定した基準で、各社の安全性や接客・サービスレベルをチェックし、76点以上であれば優良となる。2017年度は同センターの評価対象である328社のうち、294社が優良となり、その比率は89.7%と約9割に達した。前年度の84.9%より上昇し、3年連続で過去最高の優良比率となった。

 ちなみに2017年度においては、61点~75点のB評価が24社で、61点未満がC評価で10社だった。優良事業者名はホームページに公表されており、日本交通や国際自動車など大手が名を連ねている。過去2年間以上連続でC評価の事業者も公表されている。

 所有台数が多い企業が優良マークを取得しているため、タクシーの台数単位では優良比率は軽く90%を超えそうだ。そのため、街でタクシーを利用すると、ほとんどの割合で優良マークに出くわすのは必然と言える。

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グローバル市場でいい仕事をしたければ、まず「世界に通用する見識」を磨くことだ。

中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授