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大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

大西 孝弘

1976年横浜市生まれ。上智大学法学部卒業後、2001年から月刊「日経エコロジー」、2006年から週刊「日経ビジネス」で主に自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。
自動車など製造業に足場を置きつつ、「経営者の突破力」、「短期と長期の成長モデルの違い」、「規制と競争」などをテーマに企画を考えている。

◇主な著書
孫正義の焦燥』(日経BP社) 2015年

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

記者の眼

インバウンド支える日本人の「腰」

2017年3月31日(金)

「この数年、荷物が重くなった」
 関西国際空港でグラハン(グランドハンドリング)業務を担う担当者は言う。

 グラハンとはカウンター業務やラウンジ業務のほか、航空機の誘導や荷卸しなど空港での地上業務を指す。カウンターや荷卸しなどで大きな荷物を扱うことが多い。

 荷物が重くなった要因の1つとして、訪日外国人(インバウンド)の急増とその荷物の増加を挙げる人が多い。

 確かに最盛期の勢いは衰えたとはいえ、今でも空港では“爆買い”で大きな荷物を抱える外国人の姿を良くみかける。特に関空はアジアの玄関口として外国人の利用客が増えている。

 同空港のグラハン業務の多くは日本航空やANAホールディングスではなく、物流会社の鴻池運輸グループが担っている。

 同社は1994年の関空の開港と同時に空港貨物の取り扱い業務に本格参入した。JALが経営破綻した2010年には、JAL系のグラハン会社の3社を買収し、業容を拡大した。

関西空港に着陸した航空機
航空機に乗り込み、中腰を保ったまま荷物を取り出していく

 同社は腰痛対策に物流会社ならではのノウハウを生かしている。航空機から荷物を取り出す業務では腰に大きな負荷がかかるからだ。

 以前はジャンボ機が多かったが、近年はLCC(格安航空会社)の台頭や細かな需要に柔軟に応えるという理由から小型機が増えている。大型機は荷物の出し入れなどに機械を使えたが、小型機は形状などが千差万別で、手作業が必要になる。

 1月中旬にグラハンの現場を取材すると、さっそく小型機が着陸してきた。鴻池運輸の作業員たちの誘導に従って航空機が所定の位置に止まると、さっと航空機の下部に作業員が入り、手際よく荷物を取り出し始めた。中腰で荷物を運ぶため腰を痛めやすい。

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