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木曽 崇(きそ・たかし)

国際カジノ研究所 所長/エンタテインメントビジネス総合研究所 客員研究員

木曽 崇

日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部首席卒業(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者での会計監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

マジメに考える「夜の経済成長戦略」

国内初「クラブイベント列車」、出発進行

2015年6月19日(金)

 金曜夜7時、西武有楽町線の練馬駅。この駅に突然、見慣れない出で立ちの若者集団が現れた。

 日が既に落ちた駅ビル構内で、何故かサングラスをかけてキメ込んだ男性。キツメのアイラインを引いた派手な出で立ちの女性…。思い思いの格好で集まる数百人の若者の集団の傍らには、黒服に身を包んだセキュリティー達。「今日は何かあるのかね」。普段から練馬駅を使う乗客らは、立ち止まっては物珍しそうに眺めていた。

 若者達は、西武電鉄がしかけたクラブイベントを楽しめる列車、「SEIBU RAILWAY PRESENTS ageHa TRAIN」の到着を待っていた。ageHaは新木場のイベントホール「STUDIO COAST」を拠点とする、国内屈指の大型クラブイベント。両者が協力してクラブ仕様に改装した貸切電車に乗って、西武有楽町線の練馬駅から新木場駅までを移動しながら楽しむ、日本初の「EDM(エレクトロニックダンスミュージック)トレイン」だ。

改札では人気ダンスユニットがお出迎え

 クラブ業界では、クルーズ船などを借り切って行われるイベントはしばしば見られる。ただし、実際に走る電車内で行われるイベントは国内では類を見ない。

 斬新な企画は発表からすぐ大きな話題を集め、6月5日(金)・6日(土)に亘って各1本ずつ運行される列車の乗車チケット計960枚は、男性7000円、女性3000円と他のクラブイベントと比べても決して安くないにも関わらず、完売状態となった。

 「この電車はageHa TRAIN、新木場ゆきです。お乗り間違え有りませんようにご注意ください。」

意外と普通の外見の臨時電車がホームに到着

 駅のホームで待つ若者達の前に滑り込んできた特別列車は、思いのほか「普通」だった。窓は黒のフィルムで「目張り」がなされ、車内の中吊り広告はすべて「ageHa TRAIN」仕様となっているものの、非常に見慣れた吊革と座席が白い蛍光灯に照らされている。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官