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遠藤 功(えんどう・いさお)

早稲田大学ビジネススクール教授

遠藤 功

ローランド・ベルガー日本法人会長。1956年生まれ。79年早稲田大学商学部卒業、三菱電機入社。米系戦略コンサルティング会社を経て、2000年ローランド・ベルガー社長。米ボストンカレッジでMBA(経営学修士号)を取得。

◇主な著書
新幹線お掃除の天使たち』(日本経済新聞出版社) 2012
ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』(日経BP) 2012
経営戦略の教科書』(光文社) 2011

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

野中郁次郎×遠藤功 強くなれ!ニッポンの現場2015

ホールディングス導入が日本企業をダメにした

2015年1月14日(水)

(写真:陶山勉、以下同)

 人口減少社会の中で生き延びるために、様々な改革が求められている日本企業の現場。失われた20数年の間に「劣化」した現場を再び輝かせるために今、必要なこととは何か。野中郁次郎・一橋大学名誉教授が遠藤功・早稲田大学ビジネススクール教授の最新著書を読んで意気投合したことから実現した新春対談の最終回は、「カイシャの仕組み」を輸入することの功罪について、問題提起をする。

(構成は片瀬京子)

前回から読む)

遠藤:2015年、成長の原資のある日本企業は、国内外に打って出るべきです。打って出るにはもちろん、M&A(合併・買収)という手段もありますが、それだけでなく、日本的な将来性のあるところに強みを見いだして、若手をアサインして取り組ませるのも重要です。私はこれこそが、経営者の今の仕事だと思います。

野中:僕もそう思います。日本企業は機動的で創造的な組織体を目指すべきです。それと同時に、互いに共生していくことを考えるべきです。世界がエコシステムになったとき、日本がどういうリーダーシップを発揮するのかということですが、その答えは自律的なリーダーのいる非凡な現場にあります。そして、その現場に勇気を持ってコミットする経営者です。

現場に行かなければ何も分からない

遠藤:そうですね。経営者には、現場への思いを話してもらいたいですね。意を決してロマンを語ってもらい、そして、価値創造をするのは現場だとも言ってほしい。

 先ほどの海兵隊の話なら、WHYとWHATは話すけれど、HOWは現場に託す、そこから新しい知恵や価値が生まれてくると、熱っぽく語ってほしい。

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子会社とどう向き合うかで、その企業のガバナンスを判断できる。

牛島 信 弁護士