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瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

フリー・ジャーナリスト

瀧口 範子

上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。フルブライト奨学金(ジャーナリスト・プログラム)を得て、1996年から2年間、スタンフォード大学コンピュータサイエンス学部にて客員研究員。当時盛り上がりを見せていたシリコンバレー・テクノロジー産業のダイナミズムに魅了される。現在、シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネスの他、社会、文化、時事問題など、幅広く取材。ネットと社会の変貌も追い続けているテーマ。他方、建築やデザインも大きな関心の対象。

◇主な著書
行動主義:レム・コールハース ドキュメント』(TOTO出版) 2004
にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(TOTO出版) 2006
なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?』(プレジデント社) 2008

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

最近、ロボット関連の情報サイト(robonews.net)を始めました。まだベータ版で、これから整えていく予定です。シリコンバレーは、IT、インターネットに次いで、全米有数のロボット集積地になりつつあります。モノのかたちをとるロボット開発は、これまでのインターネット・サービス開発とは、まったく異なった雰囲気で、ものづくりの匂いがムンムン。どこか懐かしい空気でもあります。

シリコンバレーNext

フードデリバリービジネスは第二段階

2017年6月8日(木)

 米国で一時は熱狂的に受け入れられたスタートアップによるフードデリバリーのサービスが今、岐路に立たされている。中でも大きな壁に突き当たっているのは、自社でシェフやキッチンを抱えてきた事業者だ。消費者にとってお得なサービスだったが、採算は成り立っていなかったようだ。

 フードデリバリーは大きく分けて四つ種類がある。第一は独自のメニューを用意し、フリーランスのシェフと提携するなどしてレストランと変わらない食事をデリバリーするサービス。シリコンバレーには「Munchery」や「Sprig」などのサービスがあり、ニューヨークでは「Maple」というサービスがあった(写真1)。

写真1●Muncheryがデリバリーする食事の例
出典:Munchery
[画像のクリックで拡大表示]

 しかしSprigとMapleは最近閉鎖したことが伝えられ、残っているMuncheryも社員をレイオフするなどして苦境に陥って一時の勢いがない。

 第二はレストランの料理をデリバリーするサービスだ。これまでテイクアウトをやっていなかったような高級なレストラン店も含め、様々な飲食店の料理をデリバリーするサービスとしては「Postmate」や「GrubHub」などがあり、ピザショップやハンバーガーショップ、中華料理など近所のレストランならどこでもデリバリーするサービスとしては「DoorDash」「Seamles」「UberEats」などがある。

 こうしたレストランの料理をデリバリーするスタートアップはかなりたくさん存在しており、覚えきれないほどだ。こうした事業者の多くが配達を一般人のドライバーに依頼している。オンデマンドの配車サービス「UberX」や「Lyft」と同じビジネスモデルだ。

大手も参入し始めた「食材キット」

 第三は食材キットを届けるサービスだ。「Blue Apron」(写真2)や「HelloFresh」、「Gobble」といった名前がよく知られている。サービス事業者が独自のメニューを考案しているのは一つめのMuncheryなどと同じだが、Muncheryが「あとは温めるだけ」という状態まで調理した料理を届けるのに対して、こちらは食材だけが届く。ただし、野菜は切られ、調味料も小分けされて、あとは焼いたり炒めたり、混ぜたりするだけという状態になっている。

写真2●Blue Apronの食材キット例
出典:米Blue Apron
[画像のクリックで拡大表示]

 食材キットは買物に行ったり材料を細かく切ったりする手間なしに、ちゃんと家庭料理の気分が味わえるのが人気のようだ。そのせいか、最近大手の参入も目立つ。大手スーパーマーケットのほか、あのマーサ・スチュアートのブランドも同様のキットを提供し始めている。

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