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石黒 不二代(いしぐろ・ふじよ)

ネットイヤーグループ株式会社 代表取締役社長兼CEO

石黒 不二代

ブラザー工業、スワロフスキージャパンを経て、米スタンフォード大学ビジネススクールに留学。
MBAを取得後は、シリコンバレーでコンサルティング会社を起業し、日本の大手企業と米国のベンチャー企業の技術移転に従事する。
ネットイヤーグループ創業に参画し、わずか10年で年間売上高35億円、大手グローバル企業を中心とする150以上の顧客を持つまでに成長させる一方、経済産業省産業構造審議会委員などの公職も務めている。

◇主な著書
言われた仕事はやるな!』(朝日新書) 2008
宣伝費をネット広報にまわせ―戦略的マーケティングのすすめ 』(時事通信出版局) 2008

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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5月に開催されたTEDxTokyoで「connecting the dots」と題したスピーチをしました。Connectは繋ぐ、dotsはエンジニアとユーザーです。シリコンバレーにいた頃、ユーザー視点の技術開発をする当地企業の強さを知りましたが、日本は、このユーザー視点を忘れがちです。せっかくの技術力がありながら「なんて、もったいない、、、」と思っていました。しかし、デジタルマーケティングの登場で、技術とユーザーとの関係を科学的にみることができるようになったという主旨のスピーチです。

そうそう、私は元来スピーチが好きで、大ステージでもほとんど緊張した経験がありません。なのに、TEDだけは、緊張しました。TEDのプレゼンテーションへの要求の高さを意識し、しかも、英語ですから(笑)、いつもと勝手が違っていたのです。本番の数日前にスクリプトを完成させ、練習を何回かして本番に臨みました。しかし、実は、何よりも私を緊張させたのは、「TEDのオーディエンスは手ごわいに違いない」という思い込みでした。

しかし、実際に、ステージにたってみてわかったのは、オーディエンスの質が高く、それゆえ、熱心に聞いてくれるだけでなく、ジョークにも笑ってくれるし、参加してくれる。会場と一体となったプレゼンが体験でき、とても充実した11分間でした。なによりも、日本の技術者とユーザーをマーケティングで繋ぐことで、日本を成長させることができる、という私の思いを世界中の人と共有できたいことがとても嬉しかったのです。

企業の成長のカギを握る、デジタルマーケッター奮闘記

キャリアの断絶はさせない

2014年6月9日(月)

 インターネットプロバイダーOCNを会員数ナンバーワンのサービスにした小林さんは、2008年NTTコミュニケーションズの取締役、法人事業本部チャネル営業本部長となる。そして2010年、NTTコムチェオの代表取締役社長に就任した。NTTコムチェオは、NTTコミュニケーションズのグループ企業で、バーチャルコンタクトセンターを中心としたソリューションを提供している。

 何が「バーチャル」なのかというと、通常のコールセンターに加えて、「CAVA」と呼ばれるすべての都道府県に在住する在宅就業スタッフを活用して、日本全国をカバーする巨大なIT系テクニカルサポートセンターを実現しているところだ。

 CAVAの仕事は「在宅電話サポート」または「訪問設定サポート」の2つ。両方の仕事を組み合わせることもできる。どちらも時間に縛られることなく、自分のライフスタイルに合わせて仕事をすることができる。CAVAにはノルマがないので、好きな時間に好きなだけ働ける。小さな子供のいるひとり親家庭や、車いすなどで通勤が困難な人にも働きやすい。全国どこにいても仕事ができるため、地方の雇用創出にもなる。

 報酬は時給換算にすると1400~1800円ぐらいで、喜ばれる賃金水準である。また、会社にとっても、建物やブース、什器などの固定的な設備を用意する必要がないうえ、地方の優秀な人材を効率よく活用できるので、大きなコスト削減となる。

 日本では、マーケティングを狭義に考えがちで、宣伝や販促だけがマーケティングだと考える企業は、商機が来てもブレークできない。サントリーで、マーケティングリサーチからプロダクトマーケティング、宣伝はもちろんのこと、チャネル戦略も学び、マーケッターが会社を動かすとさえ言い切る小林さんは、会社のどの組織もマーケティングの重要な要素であることを知っている。コールセンターも、もちろん、重要なマーケティングチャネルだ。

 小林さんが社長になり、NTTコムチェオは新しいビジョン「ヒューマンクラウド」を発表し、大きな転換期を迎えた。それは、人材を「人財」と考える小林さんの「人財材育成」の思いに根づいたものだ。例えば、女性の活用を考えるうえで「キャリアの断絶」はあり得ない。育児休職や介護休職などの期間にもキャリアを断絶させないために在宅勤務・在宅就業などの制度を活用すべきだと考えていた小林さんは、自宅に居て子育てなどをしながら働けて、高いスキルも身につけられる「バーチャルコンタクトセンター」が、育児や介護で会社を離れざるをえない女性たちに最適な職場となり得ると考える。だから、この在宅就業の事業をもっと成長させなくては。

NTTコム チェオ社長の小林洋子さんと筆者(写真右)

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