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小野口 哲(おのぐち・あきら)

日経ビジネスアソシエ副編集長

小野口 哲

1996年慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了、日経BP社に入社。日経バイト、日経モバイル、日経パソコン、日経コンピュータ、日経PC21、日経ビジネスなど日経BP社の雑誌を渡り歩き、2015年4月から現職。趣味・生きがいは“食べること”。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

キーパーソンに聞く

“男性”機能の低下は、運動、睡眠、減酒で防ぐ

2015年3月30日(月)

 40歳を過ぎると、体力の衰えを感じることが多くなる。筆者は今43歳だが、深酒をすると翌日辛くなってきたし、12時を過ぎると眠くなることが多くなった。先日、飲み会の翌日にスキーに行ったら、山の上で体調が悪くなり、もう無理はできないと痛感させられた。

 40代、50代の男性読者なら、「最近疲れやすい」と感じる機会が増えた方も多いと思う。中には、「やる気が出ない」「イライラする」「性欲が落ちてきた」と悩んでいる方もいるかもしれない。こういった症状を感じた際、多くの人は「年のせい」にしがちだが、順天堂大学医学部 泌尿器科学講座 准教授の久末伸一医師は、「40代以降なら男性更年期障害の可能性も考慮すべき」と話す。

 「更年期」というと、一般に女性特有の症状というイメージが強いが、実は男性にも更年期はある。今回は、男性の更年期障害の現状と対策について、久末医師に聞いた。

(聞き手は小野口哲、宮本恵理子=フリーライター)

久末伸一(ひさすえ・しんいち)氏
順天堂大学医学部 泌尿器科学講座 准教授。札幌医科大学医学部卒業、米マサチューセッツ大学 神経内分泌センター博士研究員。札幌医科大学付属病院助教。帝京大学医学部泌尿器科講師。メンズヘルスクリニック東京の男性更年期専門外来を担当する

そもそも、「男性更年期とはどういうものなのか」から教えていただけませんか。

久末:女性の更年期については、皆さんご存じの通りで、50歳前後に女性が閉経を迎えて、女性ホルモンであるエストロゲンがほとんどゼロになることによって起こる障害です。

 男性の場合、こういった極端な男性ホルモンの変化はありません。ただし、ゆっくりゆっくり男性ホルモン値が下がっていきます。このため症状が顕著に出るとはあまり認識されていなかったのです。しかし、少しずつ下がる中でも、女性の更年期と同じような症状を引き起こすのではないかと言われるようになってきました。この疾患概念が20~30年ぐらい前に海外で生まれました。

 ちょうど同じ時期に、日本でも札幌医科大学の熊本悦明先生も指摘し始めていました。しかし、当時は男性更年期という概念がなかったものですから、みんな懐疑的だったのです。それが最近になって、科学的に裏付けがなされるようになって、今は疾患概念としては揺るぎないものになってきました。

実際に先生の元にいらっしゃる患者の方は、何歳くらいが多いのでしょうか。また、どういった症状なのでしょうか。

久末:私が大学病院で診ている患者さんですと、平均年齢55歳くらいです。(東京駅前に開設している男性更年期専門外来の)メンズヘルスクリニック東京では、もう少し若い方にも来ていただきたいと考えていることもありまして、多少若い方がいらっしゃっています。こちらは平均年齢47歳くらいになります。

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