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増田 ユリヤ(ますだ・ゆりや)

ジャーナリスト

増田 ユリヤ

1964年、神奈川県生まれ。高校の日本史や世界史、現代社会の講師をしながら、NHKテレビ・ラジオのリポーターを務める。日本テレビ「世界一受けたい授業」にも出演。日本と世界の教育現場の取材を積み重ね、フィンランドやフランスでの取材を続けるうちにフランス人の知人が増え、フランス女性の生き方を取材するようになった。大の犬好きで犬に関する著作もある。主な著書に『新しい「教育格差」』(講談社現代新書)、『教育立国フィンランド流 教師の育て方』、『移民社会フランスで生きる子どもたち』『突破する教育』(いずれも岩波書店)ほか多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

ちゃんと稼いで楽しく生きる「女の道」

今なお現役! 82歳のバレリーナ

2014年5月8日(木)

筆者:Sさんは、何歳ぐらいまで仕事を続けたいと思う?

編集者S:そうですねー、早期退職して、南の島でのんびり暮らしたい!という夢もあるんですけれど(笑)、できるだけ長く働けたらいいな、なんて漠然と考えています。今の仕事が好きですから。

筆者:好きな仕事を生涯続ける。最終回の今日は、それを実践している人生の大先輩をご紹介します。リアヌ(リアンヌ)・ダイデさん。82歳で今なお現役! 自分でベンツを運転して、レッスンに出かけていくバレリーナの方なのよ。

編集者S:82歳!ですか。

筆者:そう。戦後間もない頃に、日本に来て公演もしているの。美しいバレエを披露して、生きるのに必死だった日本人に、夢や希望を与えてくれた方でもあるのよ。

編集者S:そんな方が現役で活躍しているなんて、話を聞く前からワクワクしてきました。

筆者:彼女に言わせると、自分の人生はいたってシンプル。ただ好きなことに懸命に打ち込んできただけだと言います。

リアヌさんの特集記事を組んだ女性誌『それいゆ』。戦後の混乱期を生きる女性たちに新しい生き方を提案した、芸術家中原淳一の手による雑誌。中原がプレゼントした着物をリアヌさんがまとったシーンなども収録されている(資料提供:牧野哲大氏)

   ◇   

チョコレートとコーラがエネルギーの源

 「お腹を意識して、手先まで神経を行き届かせて、アン・ドゥ・トロワ……」

 パリの中心部、凱旋門から歩いて数分のところにあるバレエスタジオ。踊っているのは、ウクライナの首都キエフ国立オペラ座出身の男性ダンサー。その傍らでお手本を示しながら指導しているのが、パリ・オペラ座出身のバレリーナ、リアヌ(リアンヌ)・ダイデ(Liane DAYDE)さんだ。

 「彼はフランスに短期留学中なの。1日でも踊らない日があると、ダンサーにとっては命取り。それに、ロシアとフランスの振付は、全然違う部分があるから、そうしたことを教えてあげているのよ」

 レッスンが始まって10分経つかたたないかのうちに、男性のTシャツは汗でびっしょりになった。激しい動きでなくとも、一つひとつの動作にエネルギーを費やす。それがバレエだ。

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