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生島 淳(いくしま・じゅん)

スポーツジャーナリスト

生島 淳

1990年早稲田大学社会科学部卒業。博報堂に入社後、並行してスポーツライティングの世界に。1999年に独立、メジャーリーグ、NBAなどのアメリカスポーツ、国内では大学ラグビー、オリンピックスポーツを中心に取材。夏はアトランタ、シドニー、北京、ロンドン・オリンピックを取材、冬は長野、バンクーバーへ足を運んだ。また、会社員時代の経験から、スポーツを経済面から読み解くことを好む。また、NHK BS1の『BSベストスポーツ』では司会も務め、TBS(東京)、TBC(宮城)、RKB(福岡)、NBC(長崎)にレギュラーでラジオ出演中。

◇主な著書
箱根駅伝コトバ学』(ベースボール・マガジン社) 2013
浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく』(朝日新書) 2011
気仙沼に消えた姉を追って』(文藝春秋) 2011

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 1月3日は恒例の箱根駅伝の取材。朝、7時半には大手町の記者室に入ります。そこからは、延々と10区の途中までテレビを見ながらメモを取るだけ。そうです、リビングで見ているみなさんとあまり変わりがないのです。それからゴール5分ほど前からフィニッシュ地点に移動し、選手たちの到着を待ちます。箱根駅伝は優勝校と10位でシード権を獲得した学校の選手以外は、あまり喜びを見せないという厳しい大会でもあります。もっと、終わったという充実感があってもいいのに……。

 それでも今年は青山学院大のアンカー、竹内一輝選手が順位をひとつ上げてゴールし、監督に「4年間ありがとうございました」と言っている瞬間を目の前にして、こみあげてくるものがありました。やっぱり、学生スポーツはいいです。素晴らしいです。

強さの理由

ザッケローニと岡ちゃんの違い

2014年6月27日(金)

写真:FAR EAST PRESS/アフロ

 愚直に、みっともない試合をしてでも、勝ち進んだ方がいいのか。

 それとも、理想とするプレーを追求した上ならば、敗れてもいいのか。

 「いいチーム」、「強いチーム」にはいろいろな定義があっていい。

 今回、サッカーのワールドカップで日本がグループリーグで敗退したことを受け、改めて強い組織、そして勝つ組織を作る難しさを実感した。

 今回は、岡田武史監督が指揮を執り、ベスト16に進出した前回大会と、期待されながら予選グループ敗退に終わったザッケローニ監督のチーム作りの手法を比較しながら、チーム作りの方法を考えていきたいと思う。

「指定席」を作らない

 前回、岡田監督は大会直前に戦術の変更を決断した。W杯直前の国際大会を経て「ある程度、守らなければ勝てない」と判断したためだ。その結果、攻撃にひらめきはあるものの、守備が弱い選手が先発から外された。

 その好例が、中村俊輔と内田篤人だった。

 中村は攻撃の要であり、内田は当時22歳で勢いに乗っていた。にもかかわらず、岡田監督はあくまで戦略を優先し、勝てるサッカーを実現できる選手を先発に選んだ。

 岡田監督の先発に“指定席”はなかったのだ。

 のちに、岡田監督の告白では、中村が先発を外れたことで、中村と仲がいい主将の中澤佑二が落胆の色を見せたという。

 そこで岡田監督は次の手を打った。長谷部誠に主将を変えたのである。当初、長谷部は主将になることを固辞したというが、最終的には受諾。そのキャプテンシーはザッケローニ体制にも引き継がれたほどだった。

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