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滑川 海彦(なめかわ・うみひこ)

翻訳家

滑川 海彦

千葉県生まれ。東京大学法学部卒。東京都庁勤務を経てフリー。IT分野の評論と翻訳を手がける。ITニュースブログ「TechCrunch Japan」翻訳チーム。著書に、『ソーシャル・ウェブ入門 Google, mixi, ブログ…新しいWeb世界の歩き方』(技術評論社)、『データベース 電子図書館の検索・活用法』(共著、東洋経済新報社)ほか、訳書に『フェイスブック 若き天才の野望』『Yコンビネーター』(共訳、日経BP社)ほか。

◇主な著書
ソーシャル・ウェブ入門』(技術評論社) 2007年

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 毎年冬になると潮来市水原の「白鳥の里」に何回か出かけます。霞ヶ浦北浦の堤防の下の幅200mほどの岸辺にオオハクチョウ、マガモ、ユリカモメなど水鳥がぎっしり。地元ボランティアの皆さんが餌付けしているので手からオオハクチョウにエサをやれます(ただし食パンに限る)。オオハクチョウをそばで見ると、胴体が大人の一抱えくらいの巨体。モーターボートにみたいにざざざと引き波を立てて岸に上がってきます。パンといっしょに指をくわえられるとけっこう痛い。

 ユリカモメは空中に投げたパンのかけらを百発百中でキャッチします。あまり器用なのでパンをくわえたところをなんとか撮影したいと片手てパンを投げて片手でキヤノンEOS 6Dを構えましたが、やぱりちょっとピンボケ。なかなか難しいです。正面から飛んでくるところはけっこうよく撮れました。飛んでる野鳥のアップとなると、普通なら400mmくらいの望遠レンズが必要になりそうですが、水原だと105mmでごらんのように画面一杯のクローズアップが撮れます。東京近郊ではちょっと他にないスポットでしょう。

 場所はちょっとわかりにくいのですが、カーナビに「かんぽの宿潮来」をセットしておき、近づいてきたら北浦に降りる小道を探すとよいです。週末だと堤防の上にバードウォッチャーの車が並んでいるのですぐ分かります。「白鳥の里」という小さい看板が立ってます。

インタビュー

シリコンバレーが利益よりも大事にすること

2017年1月27日(金)

 「あるべき論」や「技術論」ではなく、経営の現実をありのままに描き出すノンフィクションが経営書として近年注目されるようになっている。シリコンバレー最大級のベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツの創業パートナー、ベン・ホロウィッツのユニークな自伝的経営書『HARD THINGS』や、ホロウィッツが新たに序文を付して復刻されたインテル社の伝説的経営者、アンディー・グローブの『HIGH OUTPUT MANAGEMENT  人を育て、成果を最大にするマネジメント』などがベストセラーになった。

 このトレンドは著名なジャーナリストが自らスタートアップ・スクールに長期間滞在して内側から詳しく紹介したノンフィクション『Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール』から始まったように思う。この本を共訳した縁もあって、YコンビネーターCOO(最高執行責任者)のカサー・ユニス氏が2016年末に来日した際に直接、話を聞く機会があった。たいへん興味ある話だったのでご紹介したい。
シリコンバレーの起業家養成スクール「Yコンビネーター」のCOO、カサー・ユニス氏(撮影:滑川 海彦、以下同)

「ドロップボックス」などを生んだ、起業家支援スクール

 2005年にLISP言語(人工知能の開発用として普及しているプログラミング言語)の権威で、エッセイスト、起業家として有名なポール・グレアムが、若い起業家志望者を訓練する「夏合宿」としてYコンビネーターを創立した。ここから巣立ったドロップボックス社がまたたく間にクラウドへのデータ保管ビジネスのトップに成長したこともあり、Yコンビネーター自身もシリコンバレーを代表する起業家支援スクールとなった。

 やや以前の数字だが、2015年夏にYコンビネーターが発表した数字によれば、投資先の合計時価総額が650億ドル(当時の為替レートで約7兆9300億円)、評価額1億ドル(同122億円)以上の投資先40社、調達した外部資金70億ドル(同8540億円)に上るという。その後も発展を続け、現在の投資先は1000社以上、Yコンビネーター自身の評価額も30億ドル(3390億円)以上と推定されている。

 カサー・ユニス氏はサム・アルトマンCEO(最高経営責任者)に次ぐCOOとしてYコンビネーターの業務の大部分を指揮している。パキスタン系アメリカ人でまだ30代の半ばだが、本人もYコンビネーターのクラスを卒業した起業家だ。

 私はまずYコンビネーターという組織の性格から尋ねてみた。

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