• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

朝倉 真弓(あさくら・まゆみ)

フリーライター/ビジネス書作家

朝倉 真弓

1994年、青山学院大学卒業。一般企業、出版社、編集プロダクションを経て、1999年にフリーランスライターとして独立。経営、金融、就職・転職、起業などをテーマに、雑誌やウェブサイトなどで取材および執筆を手掛ける。
実用書やビジネス書の分野で書籍の企画やライティングを数多く務め、ベストセラーも手掛ける。

◇主な著書
好き⇔お金 ネットで「やりたいこと」を「お金」に変える方法』(KADOKAWA) 2014
ストーリーでわかる! 今までで一番やさしい相続の本』(ダイヤモンド社) 2014

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

人材採用塾 ~理想の社員は自分で探す~

第2創業期の号令のもと、フロンティア人材が組織を動かす

2014年11月12日(水)

企業ケース(6)セキチュー
 群馬県高崎市に本社を構え、北関東を中心にホームセンターを運営している株式会社セキチュー。上場20周年の2014年2月21日に迎えた社長の代替わりを機に「第2創業期」と位置づけ、ホームセンターを核とした新たな経営戦略に取り組んでいる。

 その1つにあげられるのが、ネットとチラシ、電話注文の融合。北関東エリアの暮らしに不可欠なものをネットや電話で簡単に注文できる仕組みを整え、3か月後の5月末に稼働させるに至った。その後、ネットや電話による売り上げは、毎月前年同月比で、1.8倍~2倍の伸びを記録し続けている。

 この成長を支えているのは、今年大手総合小売業(GMS)業界から入社した営業企画部長の谷田幸雄氏、42歳。谷田氏が次々と実現しているセキチューの次世代戦略と、それを可能にした組織のあり方、そして、地方だからこそ生きてくる人材採用の新たな形について見ていく。

 オムニチャネルという言葉をご存じだろうか。

 「omni-(オムニ)」という接頭辞は、「すべて」や「あまねく」といった意味。「channel(チャネル)」は「経路」や「手段」といった意味。つまり、顧客とのつながりをあらゆる場所で確保し、有効にしていこうという考え方を指す。似た言葉にマルチチャネルがあるが、マルチチャネルは顧客との接点を複数確保するだけの多角化を指すのに対し、オムニチャネルはすべてのチャネルを連携させて顧客の利便性を高めていくという違いがある。顧客との接点、つまり「チャネル」には、店舗はもちろん、EC(電子商取引)サイトやコーポレートサイト、チラシやカタログ、モバイルサイト、SNS、コールセンターなどがあげられる。

 具体的に、オムニチャネルの活用例を見てみよう。ある顧客がカタログで欲しい商品を見つけ、電話で注文をする。その商品を近隣の実店舗で受け取ったついでに、手に取ったほかの商品も欲しいと感じた。ただし、店舗には欲しい色がない。モバイルで調べると、その色はECサイトでのみ展開中。そこで顧客はECサイトで注文し、今度は宅配で商品を届けるように頼んだ……。

 このように、複数のチャネルを横断した購買体験を提供することで顧客の利便性や満足感を高めることができるというのが、オムニチャネルの目指すところだ。また、企業側としては商品管理や顧客管理がしやすくなる。

 そんなオムニチャネルに、群馬県をはじめとした北関東エリアで地域密着型のホームセンターを展開しているセキチューが挑戦を始めた。その結果、ネットや電話による売り上げを、前年比2倍の勢いで伸ばしている。防犯砂利や一空袋(収穫したコメを入れる紙袋)など、ホームセンターならではの商材は前年比250%で推移している。

続きを読む

著者記事一覧

もっと見る

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

定年後の社会との断絶はシニアの心身の健康を急速に衰えさせる要因となっている。

檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師