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常見 陽平(つねみ・ようへい)

人材コンサルタント、大学非常勤講師

常見 陽平

1974年生まれ、北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。1997年リクルート入社。とらばーゆ編集部を経て、トヨタ自動車との合弁会社設立に参加。その後、じゃらんnet編集部で営業企画を担当。2005年玩具メーカーに転職して新卒採用を担当。2009年、人材コンサルティング会社、クオリティ・オブ・ライフに参加。2012年独立。現在、同社フェロー、HR総合調査研究所客員研究員。一橋大学大学院社会学研究科修士課程に在籍中。

◇主な著書
僕たちはガンダムのジムである』(ヴィレッジブックス) 2012
「すり減らない」働き方』(青春出版社) 2013
普通に働け』(イースト・プレス) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

就活、親は何ができる?

「きらきら就活」から親も子も脱却を

2014年2月25日(火)

 憧れの企業で働くことを夢見て現実を直視できない学生、我が子には一流の大企業に就職してほしいと高望みする親――。就活中の学生だけでなく、親にもこういった「きらきら就活」観が蔓延しているという。

 学生は憧れだけの就活から脱却し、親は「昭和な」就職観を捨てなければ、納得のいく就職をすることは難しい。

 常見陽平氏と麓幸子氏の対談の後編では、親と子が地に足のついた就職活動をするために大事なことについて話し合ってもらった。

前回から読む)

子供の就職が決まったのに、親がその企業のことをよく知らなくて就職に反対する場合もあるようですね。就活については、親の意識も変える必要がありそうです。

麓幸子氏(右)(写真:鈴木愛子、以下同)

:ベンチャー企業など、学生のほうがよく知っているのに、親が知らない場合もありますね。親が社名を全然知らなくて、私はそんなところ知らないから恥ずかしいわ、もっと頑張りなさいと言って、子供をミスリードしている親が多いような気はします。

 就職は子育ての最後の仕上げと思う親が多いようです。就活については、無関心か、逆に入れ込み過ぎるか、どっちかになってしまうんです。でも本当に大切なのは、娘や息子が志望する企業名を言った時に、「お母さん、そんなの嫌だ」とか「知らない」とか言うのではなく、「どうしてそこに入りたいの?」と聞くこと、「どうして」「どうして」と、深く掘り下げていく質問をすることだと思います。ジャッジするばかりで、「もっと違う会社に入ってよ」と言うのは違うと思います。

昭和的な価値観にとらわれがちな親世代

親の側にも「きらきら就職」というような考え方があるのでしょうか。

:ええ。昭和的な価値観で、銀行のほうがメーカーよりも絶対いいなどと言いがちではあります。

常見:確かにそうです。バブル時代に短大生、大学生だった人が就活生の親になり始めていますから。結構『JJ』的きらきら世界観で物事を見ているかも知れません。

:男子学生だったら、商社じゃなきゃいけないとか、ですね。

常見陽平氏(左)

常見:ただ、確かに総合商社は強いという事実はありますし、何度たたかれてもトヨタ自動車ははい上がってくるというのを、親世代は見てきたわけです。とはいえ、やっぱり学生も親も、たぶん感覚でしか企業を見てないということは明らかでしょう。

 この問題って難しくて、さまざまな視点で考えないといけません。割り切りも必要だということなんです。

 ある経済雑誌で企業の経営分析をして、就職するならこの企業というような打ち出しをしていたのを読んだ時、僕は違和感を覚えたんです。よく調べてあるのですが、就職先の選び方ってそれでよかったんでしたっけ? と。投資先を選ぶ時だったらいいかもしれませんが。

:そうですね。自分との相性や、自分が何をしたいかによって選ぶ企業は違いますから。

常見:志望動機ですよね。そこの企業を選ぶ、社会の入り口として選ぶ理由を考えた方がいいと思います。

:たぶんそれは会社のスペックではなく、自分の内なる動機ということでしょうか。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授