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吉田 典史(よしだ・のりふみ)

ジャーナリスト・記者・ライター

吉田 典史

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年以降、フリーランスに。特に人事・労務の観点から企業を取材し、記事や本を書く。一方で、事件・事故など社会分野の取材を続ける。

著書に『封印された震災死その「真相」』(世界文化社)、『震災死』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)、『悶える職場』『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『ビジネス書の9割はゴーストライター』(青弓社)、『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(KADOKAWA/中経出版)など。

ブログ:「吉田 典史」の編集部

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

職場を生き抜け!

キモくないと、会社と向かい合えない

2017年4月13日(木)

 前回に引き続き、労働組合・東京管理職ユニオン委員長の鈴木剛さんと、アドバイザーの設楽清嗣さんに取材を試みたやりとりを紹介します。

 テーマは、「東京管理職ユニオンこそ、カルトでないのか?」

 2月16日に、鈴木さんを取材した記事「超キモイ会社には、ゲシュタポがいっぱい」を掲載しました。読者からの投稿の中に、鈴木さんや東京管理職ユニオンに批判的なものがありました。そこで、お二人に話をうかがいました。

ユニオンに相談に来る人を取材すると、「常に自分が正しく、常に会社が悪い」と言わんばかりの人がいることに気がつきます。あのような人を守ることも、「カルト」と批判される一因に思えます。

労働組合・東京管理職ユニオン委員長の鈴木剛さん

鈴木:確かに、自分を常に正当化して「会社が間違っている」と批判する人もいます。社内での力関係や、自分の置かれている立場を分析することなく、会社を変革するんだと言っている人には厳しいですよ。我々は…。

 これは強く言います。「正しいことを言う人が勝つ、とは限らない」と。周囲からの理解や賛同、そしてその人に強さがないと勝てない。それらがないと、我々が支えるのにも限界があります。

設楽:ある人がここに相談に来たのです。社内の競争から引きずり下ろされようとしていました。過去の業績を調べると、営業部で3回もトップセールスを取っています。こういう人でさえ、営業部以外のところへ配置転換されることもあるんです。社員の仕事ぶりを短い期間でとらえ、「負けた」などと見ないほうがいいと言いたい。

鈴木:ある時点では、たまたま調子が悪くなったり、失敗することもあるわけです。その人に責任がない場合もあるわけでしょう。会社がおかしなシステムを導入して、むりくりにそこに入れられ「負けた」ことにされている人もたくさんいます。

 もっと広い視野でとらえるべきなのです。「あいつは負けた。脱落者だ」と言っている人が、結局「脱落者」になることはありうるのです。

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