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高橋 学(たかはし・まなぶ)

フリーライター

高橋 学

1969年東京生まれ。幼少期は社会主義全盛のロシアで過ごす。中央大学商学部経営学科卒業後、1994年からフリーライターに。近年注力するジャンルは、ビジネス、アート、消費トレンドなど。現在は日経トレンディや日経ビジネスムック、ダイヤモンドオンラインなどで執筆。著書に『結局「仕組み」を作った人が勝っている』『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(荒濱一氏との共著)、『「場回し」の技術』(以上、光文社)など。

◇主な著書
新版 結局「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社) 2013
新版 やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 消費増税前の駆け込みで騒然となった日本列島。かくいう私も駆け込みに頭を悩ませた1人。でも、その対象は車でも、高級腕時計でもない。「引っ越し」です。当然消費税5%で引っ越そうと業者から見積りを取ったのですが、3月は超ハイシーズンで引っ越し料金が通常のなんと2倍。4月になると通常料金に戻りますが、消費税は8%で、しかも余計に家賃がかかります。税金も家賃も余計に払うのは癪に障るし。うーん、to be or not to be…

 いろいろ検討した結果、やはり4月の方が安く済む。結局増税後を選び、6年間住んだ家を後にしました。それでも引っ越し料金はなんと24万円。6年前、夫婦2人で前の家に引っ越したときは9万円だったからおよそ2.5倍。今回は子どもが生まれ3人家族になったから、子どもの玩具分?? いや、積もり積もった思い出の分でしょうか。

 とにかく、4月半ばに無事引っ越しは終了。引っ越し先はリフォーム後の妻の実家です。仕事上の先輩に話すと「高橋君は楽勝人生だな」と、嫌味や妬みのない爽やかトーンでひとこと。確かに自分の人生はイージーかも。

 ただし、妻は近所に昔からの馴染みが多いのですが、私は完全なるストレンジャー。よそ者気分が抜けるのは少し先になりそうです。まあ、あまり気にせず、楽勝で。

シゴトタビ~知られざるアジアの姿~

アジアで話題の「植木スイーツ」って何だ?

2017年1月11日(水)

 店頭にズラリと並んだ多肉植物の鉢植え。さて、どれにしようかなと、選んだ来店客は、自宅に持ち帰って窓辺で育てるのかと思いきや、おもむろにフォークで食べ始めた! そんなシュールな光景が、中国・上海でじわりと広がっています。多肉植物の鉢植えの正体は、実は本物そっくりに作ったカップケーキなのです。

 上海では微信(WeChat)や微博(weibo)といったSNSを使う若者が多く、たくさんの「Like」を得られるネタを日々探しています。見た目の可愛らしさや意外性、ユーモアなどから、この「多肉植物ケーキ」はまさに打ってつけのネタ。買った人はもれなくSNSにアップするため、瞬く間に拡散し、一躍、人気商品となったのです。

 ブームに便乗しようと、最近では多くの業者が類似品を売り始め、デパ地下や個人経営のケーキ店は、もはや花屋さながらの様相。結婚式や企業のイベント、立食パーティーなどでも、欠かせないスイーツの一つになっています。

 似たようなスイーツは、隣国の韓国にも広がっています。ソウルのトレンドエリアであるカロスキルで開業したカフェ「Banana Tree」では、小さな植木鉢に模したプリンが話題です。バナナ、ストロベリー、ブルーベリーの3つの味で、価格は6300ウォン(約617円)。土の表現にココアパウダーを使い、スコップ型のスプーンで食べるなど、こだわりを見せています。

 一方、ベトナム・ホーチミンのカフェ「Dear Joe」には、植木鉢そっくりのアイスクリームが登場。アイスの上にチョコレートクッキーを砕いて土に見えるようにまぶし、植物の芽に見立てたミントが添えられています。こちらもスコップ型のスプーンでまるで土を掘り返すようにして食べるのが特徴です。

 容量は小・中・大のスリーサイズから選べ、大は5万5000ドン(約275円)。韓国でも、ベトナムでも、若者は「Like」必至のネタとして撮影し、拡散させることでさらに集客に拍車がかかる好循環を生んでいます。

 アジアの都会は時代の変化が目まぐるしく、あまりの流れの速さに“都会疲れ”を感じる人が増えています。その反動で流行しているのが、箱庭風に植物を寄せ植えして、癒しを得ようとする、自然回帰の動きです。植物に似せたスイーツが、同時多発的に各地の都会でブームになっているのは、「癒されたい」という想いがアジアの若者の間に共通して蔓延していることと、無縁ではないでしょう。

上海で人気の多肉植物を模したケーキ。「癒されたい」若者の間で、SNSによって瞬く間に拡散された

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川野 幸夫 ヤオコー会長