• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ケイン岩谷ゆかり(けいん・いわたに・ゆかり)

ジャーナリスト/元ウォール・ストリート・ジャーナル アップル担当記者

ケイン岩谷ゆかり

ジャーナリスト。1974年、東京生まれ。ジョージタウン大学外交学部(School of Foreign Service)卒業。父の仕事の関係で3歳の時に渡米、シカゴ、ニュージャージー州で子ども時代を過ごす。10歳で東京に戻ったものの、15歳で再び家族とメリーランド州へ。大学3年の時に1年間上智大学へ逆留学したが、その後アメリカへ再び戻る。アメリカのニュースマガジン、U.S. News and World Reportを経て、ロイターのワシントン支局、サンフランシスコ支局、シカゴ支局で勤務後、2003年末に特派員として東京支局に配属。通信業界、ゲーム業界などを担当。2006年にウォール・ストリート・ジャーナルへ転職。東京特派員としてテクノロジー業界を担当。2008年にサンフランシスコに配属、アップル社担当として活躍。スティーブ・ジョブズの肝臓移植など数々のスクープを出したのち、本書執筆のために退職。

◇主な著書
沈みゆく帝国』(日経BP社) 2014年

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

アップルは「沈みゆく帝国」なのか

第7回 シリコンバレーをやる気にさせる社内食堂

2014年10月3日(金)

シリコンバレーは、次々と革新的な製品やサービスを生み出していく。そうした元気のいいテクノロジー企業がいずれも力を入れているのが、社内食堂(カフェテリア)だ。ただ、どんな食べ物を出すのか、無料にするのかしないのか、並べ方などは企業文化が反映された違いがある。アップルはもちろん、数多くのシリコンバレー企業を取材してきた『沈みゆく帝国』著者のケイン岩谷ゆかり氏が、各社のカフェテリアをリポートする。

 元気のいいシリコンバレーのテック企業で働くといろいろお得なことがあるのだが、そのひとつが、役得などと言われる福利厚生である。よく聞くのは、マッサージや専用の通勤バス、ビリヤード台などだ。

 だが、一番人気が高いのは食べ物関係だろう。食事や間食が会社負担で好きなときに食べられるようになっているところがたくさんある。そのような企業を何社か見学させてもらったので、どのような食べ物が用意されているのか、ご紹介しよう。それぞれに会社の文化が反映されていて、なかなかにおもしろい。

魅力的な社食なら社員に長時間働いてもらえる

 フェイスブック本社には、寿司屋とフィルズコーヒー、カフェテリアと食事のできるところが3カ所用意されている。豊富なメニューを誇るカフェテリアは無料、寿司屋とフィルズコーヒーも会社の補助が受けられる。2014年6月に株式を公開したカメラ機器のゴープロにもカフェテリアがある。フェイスブックに比べるとつましい感じが否めないが、それでも、温かいメニューに新鮮野菜のサラダバー、各種サンドイッチが用意されているし、価格も安い。ロサンゼルスの人気ベーカリー、ラ・ブレアの小さめバゲットにターキー、ブリーチーズ、焼きリンゴ、じっくり炒めたタマネギをはさみ、クランベリーソースと粒マスタードのアイオリをかけたサンドイッチがあったが、これがたった4.99ドルなのだ。

フェイスブックのカフェテリアの料理

 会社負担による食事の提供が爆発的に広がっているが、これには理由がある。お昼やおやつで社外に出ていけば、その分、仕事の時間が減ってしまう。会社によっては、ランチを食べられる店が近くにあまりない場合もある。食事を提供すれば社員は社内にとどまり、結果的に働く時間が長くなったりするわけだ。社員が長い時間働くようにと、朝食や夕食まで提供する会社も少なくない。カフェテリアに社員が集まれば他部署の人と顔見知りになるチャンスが増え、その結果、社内の風通しがよくなることも期待できる。

続きを読む

著者記事一覧

もっと見る

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官