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藤田 勝利(ふじた・かつとし)

PROJECT INITIATIVE 株式会社代表取締役 経営教育事業家/コンサルタント

藤田 勝利

1996年上智大学経済学部卒業。住友商事株式会社、アクセンチュア社勤務後、2004年米Claremont Graduate University P.F Drucker Graduate School of Management(通称ドラッカー・スクール)にて経営学修士号取得(成績優秀者表彰)。同校においてピーター・ドラッカー及びその思想を受け継ぐ教授陣よりマネジメント理論全般を学ぶ。
2005年よりIT系ベンチャー企業にてマーケティング責任者、事業開発担当執行役員等を歴任。2010年独立。
次世代経営リーダー育成とコンサルティング/コーチングを融合した独自の「経営教育事業(Management Education Business)」を基軸に、様々なプロジェクトを手がけている。専門は「組織マネジメント」「イノベーション」。
年間延べ2000人以上の経営幹部層、マネジメント層にトレーニングを実施。
http://project-initiative.com

◇主な著書
ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント』(日本実業出版) 2013
英語で読み解く ドラッカー『イノベーションと起業家精神』』(Japan Times) 2016

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

今こそ役立つ、ドラッカーの「見方、考え方」

第3回 「イノベーション」という仕事

2017年11月10日(金)

 昨今どの組織でも頻繁に語られている「イノベーション」。今、ここにドラッカーがいるとしたら、「イノベーション」についてどんな本質的な助言をしてくれるでしょうか。

 はじめに、ある会社で新規事業の提案をした若手社員と、その企業を二代目社長として大きく発展させてきた経営者(CEO)との間のやり取りから、スタートします。

(某企業での新規事業提案会議にて。若手社員とCEOの会話)

若手社員:ただいまお話ししました、○○と△△の技術力を生かして外食業界にイノベーションを起こしていきたいと思います!

CEO:なるほど、大体言いたいことはわかったよ。ところで、『イノベーション』ってなんだ?

若手社員:イノベーションですか?

CEO:そう、プレゼンの最後にイノベーションを起こしたい、と言っていただろう。それだ。

若手社員:誰もやったことのない、画期的なことを仕掛ける、というイメージで使ったのですが・・

CEO:新しくて画期的だと、イノベーションなのかな?

若手社員:そういうわけでもないかもしれません・・。

CEO:まあいいよ。うちの役員陣でも正確に説明できる人は少ないだろう。けど、自分でその言葉を使うなら、『定義』をしっかり考えて欲しい。

若手社員:はい、すみません。有名な起業家や経営者の自伝もよく読んだりしますが、いざ自分で何をやればイノベーションを起こせるのか、全く腹落ちしていないのが正直なところです。

CEO:他人の経験談を聞いても、答えは見つからないよ。重要なのは、『何をやったか』ではなくて『何を、どう見て、どう解釈したか』だ。

若手社員:どう見て、どう解釈したか・・・ですか。

CEO:そうだ。我々の目に見えるものというのは、大きな違いはない。けれど、イノベーションを起こす人は、同じ対象を見ていても『解釈』が全く違う。

若手社員:同じ事象やものを見ていても、捉え方が違うということですか?

CEO:そうだ。その解釈の違い、視点のずらし方が、イノベーションの原動力になる。俺がたくさんの失敗を繰り返して学んできたことでもある。

若手社員:自分も身につけることができるでしょうか。

CEO:もちろんだ。イノベーションは、誰でも身につけられる。日々意識して練習をすれば、必ず身につけられる。

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