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武永 修一(たけなが・しゅういち)

オークファン代表取締役社長

武永 修一

1978年生まれ。京都大学在学中に個人事業としてネットオークションを始める。2004年にデファクトスタンダード設立。07年に会社分割でオークファンを設立し社長に就任。13年4月に東証マザーズ上場。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

宇宙人社長が見るITの未来

IT系社長からの“IT断ち”のススメ

2014年12月4日(木)

 こんにちは。オークファンの武永修一です。この連載も、これで最終回です。

 突然ですが、最近、IT断ちを始めました。IT系企業の社長が、です。つい最近まで、寝床にまでiPadを持ちこんで、まとめサイトなどを見ていました。すると、寝られないんですね。面白い記事が次々と出てきて、リンクを辿っているうちに明け方になるなんてこともしばしばでした。

 仕事も同じです。深夜でも休みの日でもスマートフォンやパソコンの画面を見て仕事をしていました。部下から「本日中に確認してください」なんてメールが会食の途中に届くと、気になって見てしまう。見てしまいながら、「これはちょっとまずいな」とずっと感じていました。

狭い世界の情報を世の中の流れと勘違い

 とにかく接触できる情報が増えすぎました。この10年で情報の流通量は200倍に拡大したという統計が出ていました。一方で消費量はさほど変わっていません。日々のニュースやブログを全部読むなんてできないでしょう。

 しかも怖いのは、同じ記事、もしくは似たテーマの記事をたくさん見かけることで、自分の意見が勝手に形成されていくことです。

 例えば、フォアグラの話。フェイスブックなどで、「強制給餌」という方法で無理やり餌を食べさせる様子を撮影した動画が世界中で拡散されました。食文化の是非について論じることはありませんが、僕はあれを見て以来、積極的に食べなくなりました。知識としては知っていた情報でも、繰り返しショッキングな画像や動画を目にし、「こんな残酷な方法で生産している食材なんてもう食べない」という友達の投稿を見続けることで、フォアグラの是非を自分自身で考えることがないまま、ネガティブな感情を抱くようになりました。

 経済や政治などのテーマでも、テーマや映像にインパクトのあるニュースは同じことを引き起こすでしょう。

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牛島 信 弁護士