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武田 砂鉄(たけだ・さてつ)

ライター/編集者

武田 砂鉄

1982年生まれ。2014年9月、出版社勤務を経てフリーへ。「CINRA.NET」で「コンプレックス文化論」、「cakes」で芸能人評「ワダアキ考 ~テレビの中のわだかまり~」を連載中。雑誌「beatleg」「TRASH-UP!!」でも連載を持ち、「STRANGE DAYS」など音楽雑誌にも寄稿。「Yahoo!個人」「ハフィントン・ポスト」では時事コラムを執筆中。
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※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

ほんとはテレビ見てるくせに

「本当に痴漢だったのかな?」発言から考える

2014年12月24日(水)

「次の駅で降りりゃいい」

 視聴者からの“怒り”の投稿に答える番組。18歳・学生からの「痴漢現場を発見しても、大人が見て見ぬふりをするのはなぜ」という投稿に対し、そうは言っても簡単に言い出せない、次の駅で降りりゃいい、今の世の中ナイフ出してブスッとやってくるかもしれない、と1人が言い、もう1人は本当に痴漢だったのかな? と答えていて、うなだれてしまった。

 その後のトークでは、だからこそ電車内に防犯カメラを設置する働きかけには賛成する、との見解も。毒舌で知られるこの2人は、ぬるま湯バラエティに熱湯を注ぐことのできる稀有な人たちであり個人的にも好んで見ているので、余計にショックだった。

電車内の防犯カメラはプライバシー侵害・47.6%

 警察庁の「痴漢防止に係る研究会」が2011年に発表した「電車内の痴漢撲滅に向けた取組みに関する報告書」を見ると、車内に防犯カメラを導入することについて「賛成83.6%・反対16.4%」、電車内の防犯カメラはプライバシー侵害になると思うかについて「思う47.6%・思わない52.4%」という結果が出ている。この数値だけを見比べると、たとえプライバシー侵害になろうとも防犯カメラを導入して欲しいとする人も一定層いることがわかる。

 痴漢は後から物的証拠を得ることが難しいので現行犯逮捕が基本だが、車内の防犯カメラが浸透すれば証拠映像になる可能性も出てくるし、何より抑止力にもなると言われる。同報告書にも、「窓の部分に『防犯カメラがついています』とのステッカーが貼ってあったが、あれはすごくいい」という回答者からの感想が強調されている。

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牛島 信 弁護士