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石川 康晴(いしかわ・やすはる)

ストライプインターナショナル社長

石川 康晴

1970年岡山市生まれ。94年に婦人服販売のクロスカンパニーを創業。99年にSPA(製造小売業)に乗り出す。2016年に社名をストライプインターナショナルへと変更。社長業の傍ら、京都大学大学院で最新の経営学を学んでいる

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ストライプインターナショナル

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

ストライプインターナショナル社長 石川康晴の「止まったら負け」

サルのボス型リーダーはもういらない

2017年6月20日(火)

 人気婦人服ブランド「アース ミュージック&エコロジー」をはじめとする15ブランドを国内外で展開するストライプインターナショナル。2017年4月、グループ全体で500人を超える新卒社員が入社した。今の20代は「すぐに辞める」「話が通じない」などと言われ、育成が難しいという声が多いなか、石川康晴社長は、「受け入れ側が変わらなくてはならない」と語る。

 若者たちとのカルチャーの違いに悩む経営者・管理職への人材育成のヒントとは。

 2017年4月、ストライプインターナショナルグループに500人を超える新卒社員が入社しました。

 なぜ500人を超す人数が必要かというと、グループで年間170店ほどの新規店舗をオープンさせているからです。1つの店舗に5人のスタッフが必要だとすると、100店舗で500人。今年度は、出店ペースに合わせて、さらにグループで中途社員を400人以上は採用したいと考えています。

ストライプインターナショナルの入社式には、キャン社と合同で527人の新卒社員が出席した

 若手社員が入社すると、社員教育が始まります。経営者仲間と話をすると、「今の若者はすぐに辞める」「話が通じない」と人材育成に苦戦している人が多い。

 ところが先日、20代前半の若手社員と接しているときに、僕はある気付きを得ました。20代の若手社員と40~60代の中堅社員との違いです。

 僕は今46歳です。40~60代は、いわば「俺が」「俺の力で」と強力な「個」の力で成長してきました。「I」の世代ともいえるでしょう。居酒屋で「俺の営業力で成果を残した」「俺がこんな戦略で1億円売ったんだぞ」と上司に武勇伝を聞かされることも多かった、あるいは自分の武勇伝を周囲に語ってきた世代です。

 しかし、今の若者はもうそんな強い「I」に興味を持たなくなっています。今の若者が興味を持っているものは、抜きん出た個人よりも隣の友人たちとの「チーム」です。つまり今の若手社員は「We」の世代なのです。

 理由は明確です。20代前半の若者たちは、生まれたときからPCや携帯電話が身近にありました。簡単に人とつながりを持てるだけでなく、フェイスブックやLINEなどで当たり前のようにグループをつくり、情報共有をしてきました。

 大学の卒業論文やレポートも、グループでディスカッションしながら形にしていく。皆で何かを進めるチーム戦に慣れているのです。

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牛島 信 弁護士