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池松 由香(いけまつ・ゆか)

日経ビジネス記者

池松 由香

北米毎日新聞社(米国サンフランシスコ)で5年間、記者を務めた後、帰国。日経E-BIZ、日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)、日経ものづくりの記者を経て、2014年10月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

ニュースを斬る

トヨタの答え「次はPHV」

2017年2月16日(木)

 「ハイブリッドカーの次は何かと問われれば、それはPHV。これがトヨタの答えだ」

 2017年2月15日、トヨタ自動車が日本科学未来館(東京江東区)で開いた新型「プリウスPHV」の発表会で、内山田竹志会長は力強くこう言い放った。この日発売した新型プリウスPHVは、2012年1月に発売した「プリウスPHV」のモデルチェンジ(改良)版だ。だがトヨタにとって今回の新型車は、通常の改良版とは意味合いが違う。次世代環境車の主軸として世界に売り込む戦略車だからだ。

2017年2月15日に発売した新型「プリウスPHV」。トヨタが次世代環境車の主軸にしようともくろむ戦略車だ

 トヨタがこれまで次世代環境車としてアピールしてきたのは、PHVではなくFCV(燃料電池車)だ。2014年12月にFCV「MIRAI」を発売したものの、2016年12月までの国内での累計販売台数は約1370台。「水素ステーションの整備などが進まず課題も抱えている」(内山田会長)ため、ほとんど普及していないのが実情だ。

 一方、ハイブリッド車の開発でトヨタに遅れを取ってきた競合他社は、新型車の開発の主軸を、ハイブリッド車を飛び越えて一気にEV(電気自動車)へシフトさせた。米テスラや日産自動車のEVが販売台数を伸ばしていることもあり、充電インフラも国内外で整い始めている。

 そんな中、トヨタが出した答えが「PHV」だった。

プリウスでは福山雅治さんだったテレビCMでの起用タレントもプリウスPHVでは石原さとみさんに

「プリウスとの違い」にこだわる

 プリウスはプリウスでも、トヨタのこれからを支える戦略車。新型プリウスPHVでは、通常のハイブリッドである「新型プリウス」との違いをあえて強調している。プリウスのイメージキャラクターは俳優の福山雅治さんだったが、PHVでは刷新して女優の石原さとみさんを据えた。外観イメージもプリウスとは大きく異なる。折り紙を折ったような直線的なボディーラインを変更し、MIRAIに近い丸みを帯びたデザインを採用した。

 プリウスではなかった新技術もPHVには数多く搭載している。発表会で特に強調していたのが、バックドアに採用した「ダブルバブルウインドゥ」と呼ぶ新形状だ。

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