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堺 夏七子(さかい・かなこ)

JCCP M 代表取締役

堺 夏七子

国際基督教大学卒業。
1998年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、15年間にわたり、製造業のクライアントを中心に、新規事業立ち上げ・業務改革・ITコンサルティングを担当。
特定非営利活動法人 日本紛争予防センター(JCCP)の関係会社として、2013年 日本企業の開発途上国進出を支援するコンサルティング会社、JCCP Mを設立。
代表取締役に就任。主としてアフリカ進出に関するコンサルティング、セミナー活動などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

ルワンダが持つビジネス環境に着目し、駐日ルワンダ大使館、JETROの後援の元、ルワンダビジネスセミナーを開催しました。

アフリカ市場の橋頭堡・ルワンダ~大虐殺から20年

4時間フライト圏内に1兆5000億ドル市場

2014年12月24日(水)

 今回はルワンダのビジネス環境についてさらに詳しくご紹介する。

 一口に「アフリカ」と言っても実際には54カ国あり、そこに住む人々や文化は実に多様だ。よってアフリカに進出するには橋頭堡となる国を作り、そこを足掛かりにして展開する戦略が求められる。

 橋頭堡を置くにあたりアフリカを大きく3つのブロックに分けて考えたい。「北部アフリカ」「サブサハラ南部」「上部サブサハラ」の3つである。北部アフリカは、地中海を間にヨーロッパに面し、古くから欧州、中近東との関係が深い。サハラ砂漠以南のサブサハラが、南アフリカを中心とする南部と、南部を除く上部サブサハラにわかれる。ルワンダはこの上部サブサハラに位置する。

 それぞれのブロックごとに人口や総GDP(国内総生産)を比較すると、上部サブサハラの人口は7億6000万人、GDPは9244億円で、人口・GDPともに3つのブロックの中で最も多い。「アフリカ進出」をするうえで避けては通れない重要なブロックである。同時に、国数も36と多く、民族も言語も多様であり、進出が非常に難しい地域でもある。

 上部サブサハラの国々に進出する際の橋頭堡としてのルワンダについて考えてみよう。

アフリカの3ブロック

 橋頭堡としてのルワンダの使い方は2点ある。1点目はビジネスの試行地としての役割である。テストマーケティングを行い、自社の商品/サービスを試し、アフリカユーザーのニーズをとらえて、それに合わせてカスタマイズする。2点目は地域を統括する機能を持つ拠点を置くことだ。マーケティング、商品開発、法務や人事管理の拠点とするのに向いている。

テストマーケティングに最適

アフリカ特有の商品例。ルワンダを含むアフリカの女性はウィッグ(つけ毛)を良く利用する。スーパーにはウィッグが陳列するコーナーが必ずある。

 国も言語も民族も多様なアフリカでは、顧客のニーズに合った商品/サービスを展開するためにテストマーケティングが重要だ。そこで求められる商品は日本のユーザーに求められる商品と大きく異なる。自社の商品/サービスを試験的に販売し顧客からのフィードバックを収集し、ニーズに合わせて必要な機能の取捨選択、価格設定、パッケージングなどの作りこみを実施し、同様の傾向をもつマーケットへ展開することが必要となる。


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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官