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内藤 忍(ないとう・しのぶ)

資産デザイン研究所社長

内藤 忍

1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。99年にマネックス(現マネックス証券)の創業に参加。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ社長、マネックス・ユニバーシティ社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。13年、資産運用のコンサルティングを手がける資産デザイン研究所を設立し、社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会を設立し、代表理事に就任。日本人のこれからのお金との付き合い方を提案している。

◇主な著書
内藤忍の資産設計塾【第4版】』(自由国民社) 2015
飲めて殖やせる 究極のワイン投資』(遊タイム出版) 2015
究極の海外不動産投資』(幻冬舎) 2014

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 日本では、学校教育などで投資に対する知識を教わらないため、世の中にあふれる投資情報をどのように活用すればいいか分からない人が多いという問題に着目。資産運用をコンサルティングする資産デザイン研究所を設立した。 さまざまな機会を通じて、お金の不安を解消する具体的なソリューションを提供している。その一環で、東京・銀座に隠れ家ワインバー「SHINOBY'S BAR 銀座」を2015年2月にオープンした。

 海外資産運用に関する啓蒙活動を行う最高水準の人材育成を目指す一般社団法人海外資産運用教育協会も設立。海外資産運用マスターの養成講座と、海外資産運用に関する最新の情報取得とメンバー間の情報交換を目的とする海外資産実践会の運営を行っている。また、出勤前の早朝を利用した市民大学「丸の内朝大学」では、マネーコミュニケーションクラスを担当。受講生は、900人に達している。

内藤忍が仕掛ける隠れ家ワインバーの秘密 cooperation with 日経レストラン

一度きりの人生だから、自分でデザインしよう!

2015年8月29日(土)

 金融業界に26年いて、飲食というまったく経験のないビジネスに参入することを考え始めてから1年半。また2月にお店をオープンして半年が経ちました。

 たくさんの失敗はありましたが、毎月300人以上のお客様にいらしていただき、売り上げは200万円をコンスタントに超えるという、予想を大きく上回る成果を残せたと思っています。

飲食店経営は素人だから成功できる

 「SHINOBY'S BAR 銀座」は、“ド素人”がわずか11坪で開店しました。そんな店が出している実績は、飲食店の専門家から見ると常識を超える驚きがあるようです。

 でも、これは飲食業界の常識に捉われない素人だから、実現できたことです。

 ビジネスチャンスというのは、顧客が潜在的に持っている問題に対し、既存の企業がソリューションを提供できないところに生まれます。

 例えば、コンビニエンスストアが爆発的に普及した理由を考えてみましょう。夜遅くまで働いていたり、翌日に必要なモノを買い忘れていたり・・・。消費者はいつでも買い物をしたいのに、店は夜になると閉まっていて不便だという問題がありました。既存の企業である小売店やスーパーマーケットは、その問題に解決策を提供できていませんでした。そのビジネスチャンスに、コンビニエンスストアはソリューションを提供したから、成功したわけです。

 既存の飲食店に対して、お客様が感じている問題の1つに、自分が安心していつでも立ち寄れるような場所(コミュニティー)が提供されていないという事実があります。「SHINOBY'S BAR 銀座」では、看板を出さず、メールマガジンやブログなどの限られた読者に対して店の情報を発信することによって、ワインが好きで資産運用に興味を持っている高感度なお客様だけが集まる場所というほかにはない価値を提供することができています。

 決して価格で勝負できるような低価格帯の店ではありません。それでも、オペレーションを効率化し、利益率も低く抑えることで、お客様に「価値>価格」を感じてもらえるようにしています。メーンまで組み込まれたプリフィックスコースが3500円(税別)。チャージやお通しは頂戴しないという価格設定は、銀座5丁目という立地では破格だと自負しています。

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