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ストックホルムで起きた“ビッグデータ革命”

2020年にはデータ量が現在の50倍に達する

  • 大河原 克行

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2011年12月14日(水)

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 ビッグデータ時代の到来――。IT産業では、こんなキーワードが頻繁に聞かれるようになってきた。ビッグデータ時代とは、その言葉通り、企業や個人を取り巻くデータが大量になり、それを活用した新たなサービスや製品が生まれる状況を指す。大量のデータが生み出すビッグデータ時代とはどんな時代なのか、そこでは何が起こるのか? ビッグデータ時代という、新たな時代の本質を探る。

iPhoneは、ビッグデータ時代を象徴する端末

 2011年10月14日。東京・原宿に早朝から長蛇の列ができた。

 この日午前8時から、アップルがiPhone4Sを発売するからだ。原宿駅から徒歩3分のソフトバンク表参道には、孫正義社長が来店。そこからわずか300メートルしか離れていないKDDIデザインスタジオには田中孝司社長が登場。それぞれ発売のカウントダウンを行った。

 iPhone4Sの人気ぶりはすさまじかった。発売後3日間の間に全世界で400万台を出荷した。発売から1カ月を経過してもなお、予約販売の状況が続いた。

 iPhoneは、ビッグデータ時代を象徴する端末と言っていい。

 個人が所有する端末は、フィーチャーフォンと呼ばれる一般的な携帯電話から、iPhoneに代表されるスマートフォンへと移行し始めている。調査会社のMM総研は、2012年に国内で出荷される携帯電話のうち、60.1%に当たる2367万台がスマートフォンになると予想している。

 ユーザーはスマートフォンで、あらゆるコミュニケーションを取り、そのデータを保存する。メールをやりとりし、送信・受信データを格納する。ユーザーは、スマートフォンを利用してTwitterやFacebookといったSNS(ソーシャルメディアネットワーク)にアクセスし、頻繁に投稿しコミュニケーションを取るようになった。手軽に撮った写真や動画をSNSや動画共有サイトなどに投稿している。それらに関わる情報――写真データ、動画データ、音楽データ――もスマートフォンに蓄積する。

 加えて、ユーザーはスマートフォンに数多くのアプリケーションソフトをダウンロードし利用するようになった。GPSによる位置情報を利用したサービスも提供されている。

 個人が数多くの情報を手元に持って移動し、多くの情報を発信する――こうした使い方が、スマートフォンの普及によってさらに広がる。これがビッグデータ時代を加速させることになる。

データを“無限”に蓄積できる

 ビッグデータ時代を加速するけん引役は、スマートフォンだけではない。

 1つは、クラウド・コンピューティングである。

 なぜ、クラウドがビッグデータ時代を加速するのか。1つ例を示そう。ユーザーはパソコンに、やりとりしたメールや、そこに添付した各種ファイル、デジタルカメラや携帯電話などで撮影した写真データを、内蔵ハードディスクなどに保管する。

 だが、手元のハードディスクに格納できるデータ量には制限がある。もちろん、ハードディスクを増設したり、大容量のものに取り替えたりすれば、さらに大量のデータを格納できるようにはなる。しかし、クラウド・コンピューティングを利用すれば、ネットワークの先にあるデータセンターに、各種データやアプリケーションを保管できる。

 クラウドサービスの契約内容によって、格納できるデータ容量は異なる。ただし、クリック1つで拡張できる。つまり、パソコンに内蔵したハードディスクと異なり、物理的な容量制約を気にする必要がなくなる。大げさに言えば、無限に利用できると言ってよい。

 データ保存量の物理的制限をなくすクラウドサービスは、個人が使うパソコンだけが対象ではない。企業が利用するクライアント端末も対象に含む。先に触れたスマートフォンやタブレット端末も対象だ。

コメント4件コメント/レビュー

日本の役人にはね。。。ETCさえピンはねするために手数料を取るわ、天下り先にカネをためるわ、でちっともコスト削減にならない。アメリカだって高速料金システムはもっとシンプル。役人のピンはね根性が直らない限り、この国に公共便利システムを期待するのは無理なような気がする。(2011/12/14)

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いただいたコメント

日本の役人にはね。。。ETCさえピンはねするために手数料を取るわ、天下り先にカネをためるわ、でちっともコスト削減にならない。アメリカだって高速料金システムはもっとシンプル。役人のピンはね根性が直らない限り、この国に公共便利システムを期待するのは無理なような気がする。(2011/12/14)

なぜ日本では、すでにナンバープレートの自動読み取りが実現できていたのに、ETCという非効率なシステムをわざわざ導入したのか… 結局、変革は技術よりも組織的な問題によって阻まれるのだと思わざるを得ない。(2011/12/14)

ビッグデータをどの程度の大きさかという定義ははっきりしないのですが、3D映画「アバター」は3ペタバイトの容量がありカリフォルニアで撮影してニュージーランドにハードディスクで運んで映像処理されました。バイオ関係の共同研究では膨大な情報量のやり取りはハードディスクを宅配便で運びます。数年前から大量情報処理はおこなわれているのですが、ネットなどインフラ整備は不十分ですし、処理するスーパーコンピュータは能力が倍々ゲームですが、使用する電気量は一つの都市で使用される量になっています。ビッグデータ時代は来たけれど道遥かに遠しと感じます。(2011/12/14)

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