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中国が金正恩体制を支えるはずだ

北朝鮮の金正日総書記死去、韓国の識者に聞く

  • 玉置 直司

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2011年12月20日(火)

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 北朝鮮の金正日総書記死亡のニュースは韓国でも正午から臨時ニュースとして大きく伝えられた。主要テレビ局は、特別番組を編成しているが、市民の反応は冷静だ。

 金融市場では、株価や通貨ウォンが大きく下げるなど影響が出ているものの、専門家の間では「想定内の動き」という見方がある。大企業でも、特段の動きはない。韓国経済への影響はどの程度なのか。

 韓国の経済人が注目するポイントはどこか。金融機関幹部、元政府高官の北朝鮮専門家、メディア関係者に聞いた。

韓国の証券会社幹部に聞く

―― 韓国の金融市場が大きく反応している。

答:金正日総書記の死亡が伝えられた正午を機に総合株価指数もウォンも一時急落した。総合株価指数は、先週末終値比63.03ポイント(3.43%)下落した1776ポイントで取り引きを終えた。死亡発表直後には一時1750前後まで落ち込んだが、その後回復した。

 1日の下落率は3.43%だったが、死亡のニュースが伝わる前に既に2.5%ほど下落しており、「死亡ニュースによる下落」は1%ほどにとどまった。

 ウォン相場も1ドル=1174.8ウォンで16.2ウォン安だった。しかし、全体的には「暴落」と言うよりも、「不安を感じた外国人投資家を中心にした売りが多く出た程度」だと言えるのではないか。

韓国の経済基盤は強くなっている

―― その原因は何か。

答:1993年7月に金日成主席が死亡した時と比較するのがよいだろう。この時は、死亡発表が日曜日で、翌日月曜日は総合株価指数が前週終値比0.78%下落したが、その翌日には前日比1.24%上昇した。株価には影響がなかった。

 韓国企業の利益額も韓国の外貨保有高も当時とは比較できないほど増えていることが楽観材料となっている。何しろ、利益額は6倍以上に達している。韓国経済のファンダメンタルズがそれほど強くなっているということだ。

 悲観材料もある。当時は世界経済も韓国経済も比較的好調だったが、今は、世界経済全体に不透明感が強く、2012年の見通しも明るくはない。そういう時期に、地政学的な不透明感が高まることは悪影響を与えかねない。

 もう1つ、金日成主席が死去した際には、北朝鮮の後継体制は盤石だった。長年、金正日氏が後継者として準備をしていた。今は、そうとまでは言えない。

 こうした材料をプラスマイナスして勘案した結果、金融市場は比較的安定した動きだったということだ。

コメント2件コメント/レビュー

北朝鮮の裏には中国の影があり、その影響は極めて大きくなって来ている。誤解や批判を承知で言わせて頂くが、“北朝鮮は中国政府の一部”と言ってもいい位だと思う。北朝鮮がギリギリの瀬戸際外交に打って出る前後には、中国も何らかの外交トラブルを引き起こしていることからも、その蛍光が透けて見える。北朝鮮という国家がある事の恩恵を最も受けているのが中国であり、日本政府はそれを十分わかった上での外交戦略が求められる。拉致問題も核開発も、対中国外交を上手くまとめられるかにかかっているはず。今の民主党政権を初めとした国会議員全員に、戦略や覚悟を持って外交に取り組んでいると感じられないのが残念である。(2011/12/21)

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いただいたコメント

北朝鮮の裏には中国の影があり、その影響は極めて大きくなって来ている。誤解や批判を承知で言わせて頂くが、“北朝鮮は中国政府の一部”と言ってもいい位だと思う。北朝鮮がギリギリの瀬戸際外交に打って出る前後には、中国も何らかの外交トラブルを引き起こしていることからも、その蛍光が透けて見える。北朝鮮という国家がある事の恩恵を最も受けているのが中国であり、日本政府はそれを十分わかった上での外交戦略が求められる。拉致問題も核開発も、対中国外交を上手くまとめられるかにかかっているはず。今の民主党政権を初めとした国会議員全員に、戦略や覚悟を持って外交に取り組んでいると感じられないのが残念である。(2011/12/21)

日本が震災復興と財政破綻危機を抱えて大変な時期だけに、極東外交でも慎重な言動が求められている。つまらぬ利権慾に惑わされると、とんだ奉賀帳が廻ってきそうだ。第二次大戦で十分に懲りたはずだが?(2011/12/20)

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