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70億人突破 地球は増える人口を養えるか

2011年10月31日(月)

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 国連によると、10月31日、70億人目の赤ちゃんが生まれた。世界人口が1804年に10億人に達するまでに20万年以上かかったが、60億人から70億人になるには、12年しかかからなかった。一時より増加率は鈍ってきたとはいえ、2050年には93億人に達し、2100年に105億人になるまで増加がつづく予想だ。地球は果たしてこれだけの人口を養えるのだろうか。

急増と急減の人口の歴史

 人類は長い間、人口過剰に危機感を抱いてきた。イギリスの聖職者で経済学者のトーマス・マルサスが1798年に『人口論』を発表し、「人口は等比級数的に増加するのに対し、食料生産は等差級数的にしか伸びない」という「マルサスの法則」を唱えたのはよく知られている。彼は食料不足によって人口が増えつづけることはありえないと考えた。

 その後も、「戦争や疫病や飢餓によって減り、人口が永遠に増え続けることはない」といった説が多く提唱された。

 だが、マルサス以降の200年間、まさに彼の法則に反することが起きた。ジャガイモやトウモロコシなど、コロンブスが新大陸から持ち帰った作物の普及や、化学肥料や農薬が開発されたおかげで食料生産が拡大し、栄養が改善されて飢餓人口は急速に減った。

 マルサスが『人口論』を発表した同時期に、イギリスのエドワード・ジェンナーが天然痘ワクチンを開発し、その後も各種のワクチンや新薬が開発された。さらに下水道の普及など公衆衛生の改善によって、つねに死亡原因の上位にあったコレラやチフスなどの感染症が急減した。この結果、まずヨーロッパで人口爆発起きた。

 第二次世界大戦をはさんで、人口増加地域は先進国から発展途上地域に移った。「多産多死」から「多産少死」へ人口動態が転換したことが大きい。1962年には人口増加率は年2.19%という統計史上最高を記録した。これは32年足らずで人口が倍増するという猛スピードだ。その後10年間にわたって2%を超える高い増加率がつづいた。

 この60~70年代は人口急増の恐怖が世界を覆っていた。「人口爆発」「人口時限爆弾」「人口暴走」といったことばが、マスメディアにさかんに登場したのもこのころだ。しかし、80年代に入って人口増加率は下がりはじめて、最新の10年の国連推計では1.16%台まで急減した。人口が倍増する年数は約60年にまで延びた。92年当時の国連の将来予測では、2050年には世界人口が100億人を超えるはずだったが、最新の推計では93億人に下方修正された。

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