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批准はわずか2カ国、名古屋議定書は発効するか

COP10議長国の日本はいまだ音無しの構え

2012年2月17日(金)

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 名古屋議定書<注1>の署名締め切りが2月1日にあり、その直前8日間に駆け込みで16カ国が署名した。その結果、署名開放期間の署名国数はトータルで92カ国ということになった。

<注1>生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で生物利用によって得られた利益の配分を定めた法的文書

 この数字が多いのか少ないのか、同じ生物多様性条約下のカルタヘナ議定書<注2>外務省のサイトで調べてみると、カルタヘナ議定書の場合は開放期間中に103カ国が署名したとのことで、名古屋議定書の署名国数は若干少ないことになる。では近年の議定書として最も有名な気候変動枠組み条約の京都議定書を見てみると、署名国数は84カ国でかなり少ない。こうしてみると名古屋議定書はまあよくやっていると思っていいのかもしれない。

<注2>遺伝子組み換え生物(LMO)の国境を越える移動に関する手続きなどを定めた法的文書

 これまでにも何度か書いているように、議定書が効力を持つためには、採択された議定書の定める一定の条件を満たさなければならず、名古屋議定書の場合は署名国数は関係なく、批准国数である。50カ国目が批准した日から90日後に発効することになっている。

最初の批准国、ガボンってどんな国?

 CBD(生物多様性条約)ウォッチャーのミーハーな興味は名古屋議定書の最初の批准国はどこか?にあった。生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の議長国である日本が提出した議長国提案が採択されたのだから、日本が先陣を切るのではないか? インドやフィリピンに代わって資源国急進派グループで台頭してきたマレーシアか? ペルーか? もちろんCOP11開催国インドがはずみをつけるために批准する? 資源大国ブラジル、インドネシア、メキシコもあるだろうと思っていたが、正解はアフリカのガボンだった。

 ガボン? どこだっけ? と思われた方も多いだろう。私自身、どこだかわからなかっただけではなく、ちょっと肩すかしを食ったような気がしたのである。なぜガボン?と。ガボンには申し訳ないけれども。

 調べてみるとガボンは中部アフリカの国。アフリカ大陸の大西洋岸中央部、プレートテクトニクスで言えば(なんて書くとかっこいい)、南アメリカプレートにごそっともっていかれて凹んだ海岸線の当たりに位置する。北を赤道ギニアとカメルーン、東と南をコンゴ共和国に囲まれた国である。この地図情報から得られるイメージは「暑そう」かな。公用語がフランス語というのはこのあたりの国のほとんどがそうなのだが、意外なのは治安で、外務省のサイトで見ると、この地域ではかなり治安状態はいいようだ。

 全土がほぼ熱帯モンスーン気候であり、南米大陸の大西洋岸に張り出した部分に対応するわけだからということもないだろうが、生物資源は豊富である。国土の85%が森林に覆われており、植物種数は8000種以上、そのうち固有種が20%である。鳥類が600種類、哺乳類は150種類、両生類は100種類。この数字はマレーシアの半分程度で日本とほぼ同等だが、ガボンの北部にあるMonts de Cristalという国立公園はおそらく熱帯アフリカで最も多様性の豊かな地域だそうだ(上記数字はCBD事務局Country Profileより引用)。

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