トヨタ自動車が4月6日に発売する小型FRスポーツカー「86(ハチロク)」。その発表パーティー「86 Opening Gala Party」にレーシングスーツ姿で登場したトヨタの豊田章男社長は、「ここ十数年の間にトヨタのスポーツカーは次々とドロップ。私たちはそのことを真摯に反省し、86の開発を進めてまいりました」と語った。

発表会には影山正彦氏、飯田章氏、脇阪寿一氏という著名レーシングドライバー3人が登場。豊田社長とチーフエンジニアの多田哲哉氏を交えたトークセッションも繰り広げた。クルマ好きにはたまらないイベントとなった。

中古も視野に“ルネサンス”目指す
86は199万円からだが、これはレース用車両の価格。一般的なユーザーが購入するのなら、必要なオプションがついた241万円のグレードG以上のタイプになる。
多田チーフエンジニアは以前、「86では細部までファンのこだわりに応えるため、躊躇なく専用設計の部品を活用した。既存車との部品の共用化率は9%程度にまで下げた」と打ち明けてくれた。
86には「若者のクルマ離れ」を少しでも解消したいという狙いが込められている。コスト削減の常套手段である部品共通化を採用せずに、この価格を実現した裏には、並々ならぬ努力があったはずだ。
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