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「節電所」が資源小国・日本を救う

日本初、節電とコジェネのコストを試算する

  • 五味 俊太郎

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2012年2月16日(木)

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 コスト等検証委員会が昨年12月に取りまとめた報告書のポイントの解説の第3回目に当たる今回は、従来需要家の対策として、発電コストと比較されることのなかった省エネ(節電)とコージェネレーションに焦点を当てて紹介したい。

 東日本大震災を契機とした電力需給逼迫に対応するために行われた2011年夏の節電において、発電による電力供給だけを考えるのではなく、節電によって電力需要を抑えることも同等に考えるべきとして、「節電所」といったコンセプトで発想の転換を図る主張も見られた。コスト等検証委員会においても、省エネ家電の購入や省エネの設備の導入によって、1キロワット時の電力を節約することは、1キロワット時の電力を発電することと同じ効果を持つと考え、節電コストを試算した。

 さらに、需要家から見たメリットである電気料金の節約も加味した需要家目線のコストを試算していることも大きなポイントである。

節電のコストとは何か

 電力消費量のより少ない製品を使うことで省エネ(節電)を行うことが可能だが、一般的には「省エネ製品」の方が「標準的な製品」と比較して価格が高いことから、省エネ製品と標準的な製品を購入する場合の比較などにより、現状の技術水準において追加的に1キロワット時を節電するコストを試算した(図1)。

(図1)節電コストの計算式

省エネコスト(円/キロワット時)

(省エネ製品価格/耐用・使用年数)ー(標準製品価格/耐用・使用年数)
(標準製品の年間使用電力量)ー(省エネ製品の年間使用電力量)

 対象製品については、家庭・業務・産業部門において電力使用割合の高いものを中心に選定した(表1)。省エネ製品・標準製品の価格算出に当たり、家庭用機器については家電量販店の販売価格、業務・産業用機器については補助事業や省エネ診断事業によって得られた情報を基に試算した。

(表1)省エネコストの試算を行った機器

家庭用 業務用 産業用
○LED照明
(60ワット白熱電球相当)
○エアコン(8~12畳用)
○冷蔵庫
(容量360~430リットル)
○高効率照明
○高効率空調
○コンプレッサ台数制御システム
○インバータコンプレッサ
○高効率照明
○高効率空調
○循環ポンプなど回転数制御

 なお、今回の試算では、主に買い換えの際に省エネ製品と標準的な製品を購入する場合の比較をコストとして試算しているが、省エネを進めるに当たっては、耐用年数前であっても効率の悪い設備を省エネ設備に早期に買い換えることが重要であるとの指摘も委員会でなされている。

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