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バイオマスは「熱」として使え

利用の主役は輸送用や発電用ではない

  • 泊 みゆき

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2012年3月2日(金)

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兼平製麺所(盛岡市)が導入した木屑焚ボイラー

 盛岡市にある食品加工会社、兼平製麺所は2007年4月、近年の原油高騰を受けて、木屑焚ボイラーを導入した。燃料の木くずは、隣接する製材所から端材や建築廃材チップを安価に調達している。スクリュー式小型蒸気発電機も導入し、工場内の電力の一部をまかなうようになった。

 地元金融機関によるリースで、月々の返済は従来の重油焚ボイラーのランニングコストを下回る額で済んでいる。同社の兼平賀章専務は、「近いうちに2台目も導入する。地域貢献のためにも林地残材を利用したい」と語る。

 コスト増を避けながら、木くずをエネルギーとして効率的に利用する。経済と環境を両立させた再生可能エネルギー利用法の好例といえるだろう。

世界のエネルギー需要の1割をまかなう

 原発事故や固定価格全量買い取り制度(FIT)の施行を間近にして、再生可能エネルギーについての議論が活発に行われている。日本で再生可能エネルギーと言えば、長らく太陽光か風力で、もう少し詳しい人なら、地熱や中小水力を挙げるかもしれない。

 しかし、世界でも日本でも再生可能エネルギーの中で最も多く使われているのは、木くず、薪炭材、食品廃棄物、エネルギー作物などのバイオマス(化石燃料以外の生物由来の有機資源)である(右の図)。

 このバイオマスとは何か。どのように使われており、どのように利用するのがよいのか。バイオマスの実態を紹介するとともに、エネルギーとしての可能性や課題について考えていきたい。

 バイオマスエネルギーの潜在量は、世界のエネルギー総需要の7~10倍と推定される。実際の利用量も世界のエネルギー総需要の10~12%と再生可能エネルギーの大半を占め、石油、石炭、天然ガスに次いで多い。そのほとんどは、炊事や暖房に薪や炭を使う、いわゆる伝統的な利用である。

 国内はどうかというと、経済産業省によれば2009年のバイオマスエネルギー利用量は454万キロリットル(石油換算)で、一次エネルギー国内総供給量5億6167万キロリットルに占める割合は0.81%。国際エネルギー機関(IEA)の2008年のデータでは、1.2%となっている。

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