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「レゴ」のようにクルマを作る

日産が開発手法を変えた真の狙い

2012年3月2日(金)

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 「レゴブロックのようにクルマを作るコンセプト」。日産自動車で開発を担当する山下光彦副社長は2013年以降に発売する新型車から導入する、新設計手法についてこう説明する。これまで日産を含む多くのメーカーは、重量や大きさ別に定めた「プラットフォーム」ごとに、クルマの基本設計を共通化する戦略を採用してきたが、これを根本から変える。

部品の共用範囲を4割から8割に

 「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」と名づけた新手法に転換すると、部品の共用範囲は、従来の4割から8割に倍増するという。自動車市場を巡っては中国など新興国が急拡大する一方で、環境規制が強まっており開発費が上昇している。「環境技術関連の開発費は2015年には2010年比で2倍に増える」(坂本秀行執行役員)という状況の中で、開発・生産コストの削減が喫緊の課題となっていた。

 CMFでは、まずクルマの基本構造を「エンジンコンパートメント」「コックピット」「フロントアンダーボディー」「リアアンダーボディー」の4つのモジュールに分ける。

日産自動車の新設計手法「CMF」のイメージ

 このモジュールをおもちゃのレゴブロックのように組み合わせる。ミニバン、SUV(多目的スポーツ車)、セダンなど多くの車種の開発を効率化できる。例えばエンジンが比較的高い位置にあるミニバンとSUV、低い位置にあるセダンやハッチバックなどで、それぞれエンジンコンパートメント・モジュールの設計を共用できるといった具合だ。「CMFの採用比率は、2013年は全生産台数の内12%となる見通しだが、2016年には58%に増やす」と坂本秀行執行役員は説明する。

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「「レゴ」のようにクルマを作る」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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