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第5回 やがて切られる運命だったポプラだけが生き残った

2011年6月15日(水) 岩手県大船渡市三陸町越喜来にて

2012年3月13日(火)

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 被災地で最も印象的だった景色を聞かれたら、越喜来のポプラだと答える。

 津波ですべて流された小さな港町で、1本だけ力強く芽吹いていた木だ。

 一帯は瓦礫となり、震災のもの哀しさと、いのちの力強さをこの木に感じたのだ。

 しかしこのポプラの木、本当は切られる運命の木だったと後日知った。

いのちの木(岩手県大船渡市三陸町越喜来)

 以下はポプラの木の所有者、熊富商店さんのご家族から頂いた話だ。

 この木は私の祖母が嫁入りのとき、実家のポプラの枝を植樹したものとのことです。

 私が生まれるよりずっとまえから家の傍らから見守り続けていた家族のような木でした。
 しかし老木となったことと落雷の危険もあるため伐採したほうがいいとの話が最近持ち上がっていました。

 「ここまでの大木となったのだし、大きな木には神が宿るというから切らないでほしい」
 私は反対しました。この木を切ることは私には大事な家族を失ってしまうことのように思えたからなのです。

 そして大津波で私たちの家も町もすべて流されてしまいました。
 その中でこのポプラだけが津波に耐えて残っていたのです。

夕日に映える越来喜のポプラ(2011年6月)

「被災地に通い続ける派遣社員兼画家の描いた1年」のバックナンバー

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