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「南極の湖に、いざ潜入!」

若き生物学者による現地リポート 第9弾

  • 田邊 優貴子

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2012年3月19日(月)

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 2月、ついに湖の中に潜って調査をするというビッグイベントを行いました。

 潜水調査1回目は2012年2月4日に「長池」という湖(この前、水中偵察のために落ちちゃったところ)で、2回目はほんの2日前、2月14日に「なまず池」という湖での実施となりました。長池となまず池、どちらもスカルブスネス露岩域にある淡水湖です。

 長池には2年前にも潜っていて、そのときに撮影した湖底の様子は連載第1回で紹介しました(次のページにもう一度掲載します)。

 湖底には、タケノコのような不思議な形の植物群落が辺り一面に繁茂しています。私たちは「コケボウズ」と呼んでいますが、大きいものだと高さ70~80センチメートルもあり、その光景はまるで遥か昔に栄えた古代都市が朽ち果てて苔むし、遺跡となったかのようです。ただ静かに、ひっそりと林立しています。

 このコケボウズは、単に1種の植物によって出来上がっているものではなく、コケと数十種類もの藻類とシアノバクテリアとが共存して形作られているのです。

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