• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

三木谷・楽天社長が大胆予測、「中国のEコマース業界では今後整理・統合が起きる」

「日中ビジョナリー経営者フォーラム」リポート

2012年3月19日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 3月8日に開催された「日中ビジョナリー経営者フォーラム」(主催:日経BP社、長江商学院)」では、中国から企業経営者が約100人、日本からも中国ビジネスに関わる企業幹部が約300人集まった。

 フォーラムでは「中間所得層、購買力向上でチャンス」と題して、日本と中国の経営者が議論した。日本側からは、楽天会長兼社長の三木谷浩史氏とフューチャーアーキテクト会長兼社長の金丸恭文氏。中国側からは中国旅行予約最大手である「提程旅行網(C-TRIP)」のCEO(最高経営責任者)である範敏(ファン・ミン)氏が登壇した。司会は長江商学院で教授を務める陳龍(チェン・ロン)氏が担当した。

 注目は三木谷社長の発言だ。中国のEコマース(電子商取引)業界では価格競争に陥っており、今後業界の再編が起きるとの見通しを示した。おそらく三木谷社長の頭の中では、M&A(企業の買収・再編)を駆使しながら、苦戦している中国市場の建て直しを図るものと見られる。

陳龍教授(以下、陳):中国のインターネット市場が迎えているチャンス、挑戦をどう見るべきなのかについてご意見を伺いたいと思います。まずはそれぞれ5分間で、自己紹介をお願いします。

楽天会長兼社長の三木谷浩史氏(写真:田中 昌、以下同)

楽天会長兼社長の三木谷浩史氏(以下、三木谷):よろしくお願いします。本日はパワーポイントの資料も用意しましたが、テーマが中国のマーケットについてということですので、簡単な楽天グループの紹介と、中国のインターネットが置かれている状況、私の感想を簡単に述べたいと思います。

 楽天グループは1997年に創業したベンチャー会社でして、最初は2人で事業を始めました。今、多くの中国企業がVC(ベンチャーキャピタル)から資金を調達していると思いますが、我々はどこのVCから資金を調達することもなくやってきました。2000年に株式公開を果たしまして、現在の時価総額はおよそ1兆4000億円です。

 事業は基本的にインターネットのマーケットプレイスです。約4万の店舗が出店し、2011年の流通総額は1兆円を突破しました。(中国でEC=電子商取引分野で最大手の)淘宝(タオバオ)の元祖であると考えてもらえれば良いと思っています。で、その中で我々は更にビジネスの展開の幅を広げていて、欧米をまねるのではなく、自分たちで考えたビジネスを構築してきています。

 例えば、ネットで旅行商品が買える「楽天トラベル」や、グループ内にクレジットカードや銀行など38のネットビジネスを展開しています。それを「楽天」というブランドとポイントサービスでつなげています。中国では、C-TRIPに出資していたこともあります。楽天トラベルは北京と上海でも事業を展開しているし、ECの楽天は(中国検索最大手の)百度(バイドゥ)と一緒にやっています。

 ちょうど一昨年前に中国で事業を始めた時に、日中の政治的問題が緊迫しているタイミングでして、なかなかプロモーションし辛い時期にスタートしました。だから(最初から)大規模にやるよりは、中国のマーケットを学習しようと、1年半くらいやってきました。

ECはテクノロジーの競争

フューチャーアーキテクト会長兼社長の金丸恭文氏

フューチャーアーキテクト会長兼社長の金丸恭文氏(以下、金丸):私は三木谷さんと比べると経営者として1世代先輩でして、1989年に会社を2人で起こしました。会社を作る前、セブン-イレブンのPOSシステムの構築に携わりまして、その実績をもって起業しました。

 伝統的な企業の中には、経営戦略においてITをうまく位置づけること苦手なところが少なくない。また、ITの活用法が分からないことも往々にしてあるので、その企業が本来持つ力を生かし切れていない。そういうお客様に対して、我々はストラテジーを立てて、ビジネスモデルや、ビジネスのプロセスをコンピューターの中にソフトウェアとしてプログラムを実装してきました。

 中国はGDP(国内総生産)がどんどん伸びていく中で、個々人の可処分所得も増えて、消費も増加することになります。私としては、中国の消費は新しいツール、ECを使って伸びていくという期待が大きいです。

コメント0

「トレンド・ボックス」のバックナンバー

一覧

「三木谷・楽天社長が大胆予測、「中国のEコマース業界では今後整理・統合が起きる」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネス記者

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・鉄道業界や小売業界などを担当する一方、書籍編集なども手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック