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「ZARA」妹ブランドの関西初出店が映すもの

裏原宿型ファッション集積地の終焉

2012年3月21日(水)

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 2月3日付の繊研新聞に「有力店の集積進む大阪・心斎橋筋商店街」という記事が掲載された。これによると、今年3~4月に、心斎橋筋商店街にブランドの大型店が3つ開店するという。

 まず3月16日に、「ZARA」を展開するスペインのインディテックス社の「ベルシュカ」がオープンした。これは関西初出店で西日本旗艦店となる。続いて4月に「トミーヒルフィガー」と「ジャーナルスタンダード」の西日本旗艦店がオープンすることが明らかになっている。余談ながら、「クックジーンズ」などのカジュアルブランドを展開するオズファーストも3月、自社ブランドの複合ショップをこの商店街にオープンさせる。

 昨年3月~5月にかけて、大阪市内の天王寺、難波、梅田の各主要ターミナル駅に商業施設がぞくぞくと新規オープン・リニューアルオープンし、「心斎橋筋商店街の地盤沈下が始まるのでは?」という懸念も聞かれたが、やはりその底力は侮れないものがあったということだろう。

 繊研新聞の記事では、商店街への来客数が「(今年)1月に入ってからは、平日で12万人、土日には17万人ペースに戻っている」という心斎橋筋商店街振興組合の声が紹介されている。実際に土日に商店街を歩いてみれば、道幅がそれほど広くないせいもあり、かなり混雑していて、なかなか前に進めないことがしばしばある。関西以外の地域の方がこのありさまを見れば「大阪は活気がある」という印象を受けるだろう。もっとも、現実はそうではないのだが。

 だが、それ以上に気になることがある。

勢いを失っている「アメリカ村」

 今回の心斎橋筋商店街への新店オープンでますます厳しくなるのは、南船場と堀江地区ではないかと思う。アメリカ村などは完全に止めを刺されるのではないだろうか。

 既に2005年ごろから両地区とも勢いは無くなっており、アメリカ村はその以前からまったく盛り上がりを欠いていた。近年はその傾向に拍車がかかったような印象がある。現在、南船場・堀江地区は空き店舗が目立ち、アメリカ村にはバッタ屋のような出自不明の店が集積している。

 これらの地区は小型路面店がエリア内に点在するという特徴があり、東京の代官山と似たような性質を持っているといえる。

 1990年代前半から新たなファッションスポットとして南船場が注目され、その後、1990年代後半からは南北の堀江地区がさらに新スポットとして注目された。おそらく東京で裏原宿や代官山が注目されたのと同じ頃ではないだろうか。

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「「ZARA」妹ブランドの関西初出店が映すもの」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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