• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

このままでは日系企業はダメになる

インテリジェンス中国総経理の「警鐘」

2012年3月26日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 景気の減速感や停滞感を指摘する声もある中国市場。現地に進出した日本企業が振るわないとの話も耳にする。実際、中国市場を取り巻く現状は、どうなっているのか。日系企業は何に躓き、どんな壁を乗り越える必要があるのか。過去15年以上にわたり、HR(企業の人的資源)の面から中国における日系企業の支援を手がけてきた、インテリジェンス中国の金鋭総経理に話を聞いた。(聞き手は瀬戸 久美子)

中国の景気に減速感が見られるとの指摘があります。

インテリジェンス中国の金鋭総経理

金鋭(以下、金):中国は大きいので一概には言えませんが、景気の減速や停滞を露骨に感じることは、あまりないですね。不動産や欧州の問題などが取り沙汰され、「バブル経済が崩壊するのでは」などと言われることもありますが、中国の上層部はしたたかで賢い。(経済が停滞しないように)かなり研究していると思います。

 インテリジェンス中国が手がけている人材ビジネスの観点から見ると、中国に進出する海外企業の数は、依然として増えています。人材紹介関連の案件も増えていますし、採用意欲も非常に高い。転職者の求職意欲も高く、キャリアを積みたい、ステップアップしたいという欲求も非常に強いです。

「とにかく人をとればいいという発想はまったくダメ」

そんな中、中国に進出している日系企業の現状をどう捉えていますか。

金:日系企業は今、中国市場において完全に後塵を拝しています。過去には、採用をかければ人が集まってくる時代がありました。しかし今は、とにかく人をとればいいといった発想では、まったくダメです。そんな姿勢では勝てません。賃金が上昇し、企業間の競争も激しくなる中、人の使い方や生かし方を考えなくてはいけない時期に差し掛かっています。

 例えば、中国に進出している日系企業の中には、いまだに人事制度がない会社が存在します。業績を見て、社長が適当に待遇を決めている。まさに、鉛筆なめなめ、という世界です。ボーナスも差がつかないといった状況が、つい最近まで頻繁に見られました。

 それでは社員が辞めていく一方ですし、気づけば幹部が育っていないという事態に陥りかねません。そこで、きちんとした制度を構築しなくてはいけないと、ようやく日系企業が気づき始めたわけです。

 どういう人を採用して、どう使い、どう育てるのか。今いる人たちを含めて、会社の生産性を上げる方向へと課題がシフトしています。事業戦略を再構築し、人の使い方や人材戦略まで踏み込んでいかないと、中国市場で生き残れなくなっているのです。

コメント0

「トレンド・ボックス」のバックナンバー

一覧

「このままでは日系企業はダメになる」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長