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第二回 何もない南スーダンに派遣された日本の自衛隊はいま何をしているのか

2012年4月2日(月)

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 2月20日、自衛隊の施設隊約120名が南スーダンの首都ジュバに到着した。すでに現地入りしていた司令部要員や現地で支援調整を行う部隊に加えて、道路等のインフラ整備を行う主力の施設隊が到着したことで、自衛隊の南スーダンでの活動がいよいよ本格的に始動する。これから自衛隊が本格的に活動を開始する南スーダンとはそもそもどんなところなのか。世界で一番新しい国家の国づくりとはどのようなものになり、そこで自衛隊が展開する活動とはどんなものになるのだろうか。そして、その国際政治上のインパクトはいかなるものになるのだろうか? このコラムでは、2月上旬から3週間にわたり現地を取材した国際政治アナリスト・菅原出氏が、南スーダンの最新情勢と自衛隊の活動をレポート。今回は建設中の基地に働く隊員たちに話を聞いた。

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 こうした中、2月20日にジュバ入りした自衛隊の一次隊は、主に自衛隊の宿営地を整備し、本格的な施設支援活動のための準備をすることになっている。自衛隊は国連の平和維持活動(PKO)のため、UNMISSの一員となっている。自衛隊が現地でどんな活動をするのか、その任務を与えるのはUNMISSである。

 UNMISSの基地はジュバ国際空港に隣接した広大な地域にある。「トンピン」と呼ばれるこの地区の正面ゲートから入ると、ちょうど敷地の一番奥に赤褐色の空き地があり、「UN」の文字のついた白いローラー車が整地作業を行っていた。緑の迷彩服を着た東洋人の姿が見える。自衛隊の隊員たちだ。

 この自衛隊の宿営地建設予定地には、3月末頃に資材が届き始め、6月の雨季が始まる頃までには突貫で建設を完了させる予定だという。それまでの間、隊員たちはテントでの生活を続ける。建設予定地の隣の土地に、深緑色の自衛隊のテントが整然と並んでいた。

何もない砂漠の空き地に300人の日本人が生活する

 国連の基地内と言っても、そこはただの何もない砂漠の空き地に過ぎない。水道があるわけでもなければ電気が通っている訳でもない。その何もないところに、300名規模の日本人が長期間にわたって生活をしていくための基盤を作るのは容易な作業ではない。

 隊員たちはトラックでナイル川まで行き、大型タンクに水をくみ、それを浄水車両で浄水して生活用水を確保しなければならない。

 シャワー用のテントの中をのぞくと、プラスチック製のスノコの上にきちんと風呂用のいすが並べられており、隊員たちが並んでシャワーを浴びられるようになっていた。ジュバのホテルでは蛇口をひねるとまず茶色い水が出てくる。ナイル川の水をそのまま使っているのだ。この自衛隊の簡易シャワーの方がよほど快適だろう。

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「第二回 何もない南スーダンに派遣された日本の自衛隊はいま何をしているのか」の著者

菅原 出

菅原 出(すがわら・いずる)

ジャーナリスト/国際政治アナリスト

アムステルダム大学政治社会学部国際関係学科卒。在蘭日系企業勤務、ジャーナリスト、東京財団リサーチフェロー、英国危機管理会社役員などを経て、現在、国際政治アナリスト

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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