• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

第三回 何もない砂漠で国を造っている日本人たちがいる

「オールジャパン」と「国連ファミリー」で動く

2012年4月6日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 2月20日、自衛隊の施設隊約120名が南スーダンの首都ジュバに到着した。すでに現地入りしていた司令部要員や現地で支援調整を行う部隊に加えて、道路等のインフラ整備を行う主力の施設隊が到着したことで、自衛隊の南スーダンでの活動がいよいよ本格的に始動する。これから自衛隊が本格的に活動を開始する南スーダンとはそもそもどんなところなのか。世界で一番新しい国家の国づくりとはどのようなものになり、そこで自衛隊が展開する活動とはどんなものになるのだろうか。そして、その国際政治上のインパクトはいかなるものになるのだろうか? このコラムでは、2月上旬から3週間にわたり現地を取材した国際政治アナリスト・菅原出氏が、南スーダンの最新情勢と自衛隊の活動をレポート。

1回目から読む、
2回目から読む。

 3月1日、自衛隊がUNMISSから受けた初の施設整備任務を実施すると聞いて現場を取材した。

最初の任務は 排水溝の工事

 UNMISSの自衛隊宿営地に行くと、「UN」の文字の入った一台のショベルカーが、自衛隊の宿営地が建設される予定の敷地と隣のインド軍敷地との間にある排水溝の工事をしていた。自衛隊がUNMISSから受けた初の任務とは、このUNMISS敷地内の排水溝の工事だったのである。

 意外に思われる読者もいるかもしれないが、自衛隊が受ける任務の中には、UNMISSを構成する様々な部隊の活動を支えるための施設整備活動も含まれている。だからUN敷地内の工事も彼らの任務になり得るのだ。

 UNMISS司令部を始め関係当局と調整をしながら、自衛隊施設隊の任務をつくっていく役割を果たすのが、自衛隊の「現地支援調整所」である。南スーダンで自衛隊にどんなニーズがあるのか、自衛隊が今後どんな任務を担っていくのか、その将来像を描いているのが、この調整所で初代調整所長をつとめる生田目(なまため)徹一佐(45)である。

国づくりの順番を提案

 生田目一佐は、自衛隊を代表して国連や南スーダン政府の関係機関と実際に調整にあたっている人物だ。3月1日、ジュバ市内のホテルで同一佐に話を聞いた。

生田目一佐は、1月15日にジュバ入りして以来、主力である施設隊の受け入れ準備を進める一方で、関係機関と協議を行い、現地にどのようなニーズがあるのかについて情報収集を重ねてきた。

「とにかくニーズはたくさんあることが分かりました。ただ余りにたくさんあり過ぎて、一体どこから手をつけるべきなのか、優先順位に関する整理がなされていないのが現状だと感じています。だからたくさんあるニーズの中から、どこから始めるのがいいのか、なぜここから始めるといいのか、我々の考え方を提示していきたいと思っています」

「「南スーダンの自衛隊」」のバックナンバー

一覧

「第三回 何もない砂漠で国を造っている日本人たちがいる」の著者

菅原 出

菅原 出(すがわら・いずる)

ジャーナリスト/国際政治アナリスト

アムステルダム大学政治社会学部国際関係学科卒。在蘭日系企業勤務、ジャーナリスト、東京財団リサーチフェロー、英国危機管理会社役員などを経て、現在、国際政治アナリスト

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「タイム・トゥ・マーケット」で売らないともうからない。

栗山 年弘 アルプス電気社長