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日本株は「終わった」か?

騰落レシオ29営業日「過熱」が示すこと

2012年4月2日(月)

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 日米欧の金融緩和を起爆剤に上昇気流に乗った日経平均株価。3月9日に1万円の大台を回復し、その後も円安を追い風に3月27日には、2011年7月につけた東日本大震災後の高値1万207円を超えた。今後は震災前の高値、1万891円を超えるかが次の焦点となってくる。

 一方、市場では今後の日本株相場について意見が分かれ始めている。

 まだまだ上昇余地があると考える強気派は、日本株の「出遅れ感」を理由に挙げる。日本株と相関性が高いとされる米国株は3月16日、S&P500が2008年のリーマンショック以後初めて1400ポイントを超えた。ドイツのDAX指数など欧州株も高い。対する日経平均株価は震災前の高値はおろか、2010年4月のギリシャ危機前の高値、1万1408円までは程遠い。「年内に1万1000~2000円をつける局面があると考える」(大和住銀投信投資顧問の窪田真之ファンドマネジャー)。

 対する弱気派は、緩和マネーの動きが一巡すれば上昇相場は終了するのではないかと考える。「今の相場は外国人主導の金融相場的な色彩が強い局面だ。これまで上げを主導してきた金融関連銘柄の値動きがが25日移動平均線を割り込んでおり、一旦ピークアウトしそう」(三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)。

過去2年間で2番目の最長記録

 強気論と弱気論が交差する中、現在注目されている指標がある。騰落レシオだ。騰落レシオとは相場の過熱感を判断する際のテクニカル指標で、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する。騰落レシオの中でも一般的によく使われるのは東証一部銘柄の毎日の値上がり銘柄数の過去25営業日合計を、毎日の値下がり銘柄数の25営業日合計で割った「東証一部・25日移動平均」だ。

 100%が中立で、120%を超えると「買われ過ぎ」とされる。逆に70%を下回ると「売られ過ぎ」で、市場全体は底値圏にあるとする。分かりやすい指標なので、相場のトレンドを判断する際に騰落レシオを活用する投資家は多い。

 足元の動きを見てみよう。騰落レシオは2月13日から3月23日までの間、29営業日連続で120%を超えた。これは、2010年12月2日から11年1月20日の32営業日連続以来の長さだ。記録が途絶えた今、今後の相場の先行きが注目される。

 2010年から11年にかけての32営業日連続の際は、1カ月後にギリシャ危機後の戻り高値をつけた。つまり「騰落レシオは下がったが日経平均株価は上昇した」ということになる。

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「日本株は「終わった」か?」の著者

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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