• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

企画、アイデアもネットで外注

仏クリエーターの懸賞サイトが日本上陸

2012年4月6日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 製品開発やテレビコマーシャルなどの企画を社内だけでなく、外部の人々も巻き込んでアイデアを募る。オープンイノベーションやコ・クリエーション(共創)と呼ばれる開発手法で、米P&Gなどが採用して話題となっている。

 この仕組みをどの企業にも使えるよう、世界のクリエーターを集めた懸賞サイトを運営するのがフランスのアイカ(eYeka)だ。

 アイカのホームページには各企業から依頼されたアイデアコンテストの情報が掲載。クリエーターは好きなコンテストを選んで作品を投稿する。寄せられた作品は依頼した各企業が審査して、上位3作品を選び投稿者に懸賞金を支払う。投稿者はコンテストを主催する企業に、応募作品に関する権利を移譲する仕組みなので、企業は寄せられた作品を自由に活用できる。

「アイカ」のホームページ
アイデア募集ページの一例

 仏ロレアルや米コカ・コーラ、英蘭ユニリーバ、米マイクロソフト、韓国ヒュンダイなどが、アイカを利用して広告や新製品のアイデアを募集した実績がある。

 このアイカがこのたび日本に上陸した。昨年12月に大手広告代理店のアサツー ディ・ケイがアイカの日本のおける代理店となり、今年4月から本格的に日本企業からのコンテスト依頼を受け付ける。

トライデントガムの新商品に採用

 アイカは2006年にフランス・パリで設立したベンチャー企業。アイカの懸賞ホームページは口コミでクリエーターの間に広がり、登録会員数は94カ国20万人に上る。プロも多く登録しているものの、全体の6割は学生や他に仕事を持ちながら週末などに創作活動をするアマチュアのクリエーターが占める。

 同社のグローバル・インサイト&イノベーションソリューション担当役員、ジョエル・セレ氏は「アマチュアの中にはプロ顔負けの才能を持ち、創作意欲がとても高い人も多い。そうした人材のアイデアも広く募れるのがアイカの強みだ」と話す。

アイカのグローバル・インサイト&イノベーションソリューション担当役員、ジョエル・セレ氏

 今までも一般消費者や特定の製品の利用者の意見を自社の製品開発に生かす取り組みはあった。アンケート調査やモニター制度、ユーザー参加型の製品開発などだ。しかし、これらは製品に対する感想や意見を集めたり、問題点を見つけて具体的に改善したりすることには役立つが、まったく新しい創造的なアイデアを出してもらうのは難しいとセレ氏は指摘する。

 例えば、米クラフトフーズのチューインガム「トライデント」の場合、アイカでガムの新商品アイデアを募集した。わずか3週間の間に、さまざまな味のガムを自分で組み合わせて形も自作する商品や、リップクリームの形状をしていて、クリームとしても使えて食べることもできるチューインガムなど斬新なアイデアが15カ国から79も寄せられた。その中の上位3つのアイデアを採用して今後、実際に新製品を販売するという。

コメント0

「トレンド・ボックス」のバックナンバー

一覧

「企画、アイデアもネットで外注」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長