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ミサンガ作りで被災者に安心と雇用を

「東日本大震災が風化しないように呼びかけていきます」--山本正廣さん(GET BACK JAPANチームリーダー)

2012年4月17日(火)

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 東日本大震災から早やくも1年と1カ月が経過した。小さなこと、できることでいい、引き続き支援を続けようではないか。この連載では1年たった今もなお被災地への支援活動を笑顔で続ける心優しき人たちを“心人(こころびと)”と呼ぶ。そんな彼らにスポットを当てることで、その活動を少しでもサポートできれば幸いである。

「GET BACK JAPAN」のオリジナルトレーナーを着る山本正廣さん。元サーファーだけあって、長身でガタイが良く「優しくて力持ち」といった感じだ

 今回の震災を受けて、多くのボランティア団体や復興支援団体が立ち上がった。中にはNPO団体の認可を受けるところも少なくない。日本人の心意気を感じる。これらの団体の多くが、その名称に「JAPAN」「日本」という言葉を取り入れている。

 東日本大震災復興支援チーム「GET BACK JAPAN」もそのひとつである。直訳すると「取り戻せ!日本」だ。5人目の熱き心人は、「GET BACK JAPAN」を主宰する山本正廣さんを紹介する。普段は自宅・事務所がある東京・杉並区の成田東で「ドリームグランドジャパン」という広告代理店を営んでいる。地域密着型で活動しており、夏祭りや餅つき大会など町のイベントを手掛けている。町会のお祭り活動の副会長を務めるなど、近所の人たちに頼られる町の顔役だ。

 震災の時は事務所にいた。宮城県出身の亡き母親の遺影が落ちたものの、幸い、大きな被害はなかった。愛犬を抱えてすぐに外に出たそうだ。

近所のおばあちゃんの避難をサポート

 近所はおばあちゃんが多い。外に出ていいものか、みな躊躇して、玄関を開けて外の様子をうかがっていた。山本さんは「もう一度、大きな揺れがあると危険だ」と判断。おばあちゃん10人ほどを近所のスーパーの駐車場に誘導し、その場でしゃがませた。おばあちゃんたちは鍵も閉めずに出てきたので、泥棒が入らないか心配していた。山本さんは、おばあちゃんたちがその場を動かないよう、「自分がちゃんと見にいく」と説得したそうだ。

 余震が収まってから、おばあちゃんたちを各家庭に戻した。しかし、あるおばあちゃんから、山本さんにSOSの電話が入った。揺れのせいでガスの自動安全装置が作動してガスが止まってしまったのだ。おばあちゃんは安全装置を解除する方法が分からなかった。結局、近所のおばあちゃん宅をすべて回って解除してあげたそうだ。

支援が行き届かない場所を支援

 その後も、山本さんの動きは速かった。被災地の不便な状況をニュースで知った――冷たいおにぎりや食パンなどしか配給されない。灯油がないので暖を取れない。そこで、杉並の成三(成田三丁目)町会や広告代理店業で培った多くの人脈を生かして支援物資を募った。灯油200リットル、お米250キロ、衣類の入った段ボール3箱が集まった。また町会の会員や同級生から集めた約10万円で、カレーや牛丼のレトルト300食や生理用品、紙オムツ、ウェットティシュなどを購入した。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師