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原発全停止が「アイビー」の長期ブームを作る?

「クールビズの模範生」が流行から定番に

2012年5月15日(火)

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 今年のメンズのカジュアルでは「アイビー」や「プレッピー」が注目されている。今春オープンしたショップでも、今秋冬物の展示会でも一様にこのキーワードが語られている。「アイビー」も「プレッピー」も似たようなスタイルだという認識が強く、繊維・ファッション業界でも、ごちゃ混ぜで使っている人も多い。

 確かに大きくかけ離れたスタイルではないのだが、厳密に言うと「アイビー」と「プレッピー」には区別があるらしい。

 調べてみると、「アイビー」は米東海岸にある8大学(アイビーリーグ)の学生たちのスタイルで、米国では「エリート」の服装だったという。ボタンダウンシャツに3つボタンのブレザー、細身のスラックスというのが代表的な着こなしといえる。

 一方の「プレッピー」だが、これは大学生のスタイルではなく、私立高校(プレパラトリースクール)に通う生徒が好んだ服装だという。「アイビー」よりもちょっと若い着こなしといえる。ブレザーのインナーにボタンダウンシャツではなくポロシャツを着たり、シャツの裾をタックイン(ズボンの中に入れること)せずに出しっぱなしにしたり、スラックスではなくチノパンやブルージーンズをはいたり、とそんな着こなしである。「アイビー」をより着崩したスタイルだと理解すれば良いのではないだろうか。今となっては「アイビー」も「プレッピー」も「アメリカントラッドカジュアル」という範疇でひとくくりにされてしまっているが。

ライトオンの新業態も「アイビー」がコンセプト

 日本の「アイビー」は故・石津謙介さんが設立したヴァンヂャケットが広めた。同社が一世を風靡したのは1960年代のこと。それから50年ほど経ち、あらためて注目を集めている。現在の「アイビー」「プレッピー」ブームは世界的なもので、一説には米国の人気デザイナー、トム・ブラウン氏の影響によるとも聞く。

 世界的な流行の影響は国内の消費市場にも如実に現れている。4月25日、大阪の心斎橋筋商店街に米国の有名ブランド、「トミーヒルフィガー」の大型店がオープンした。この店は単なる大型店ではなく、世界でも24店舗しかないアンカー店だという。これに先立ち4月18日には東京の「東急プラザ表参道原宿」内にも大型店をオープンさせた。こちらは世界に6店舗しかないグローバル旗艦店だ。その「トミーヒルフィガー」のテイストが「プレッピー」である。

 日本勢では、ライトオンがメンズの新業態「ソルト&ペッパー」を立ち上げ、今年2月に大阪・梅田に1号店、4月に東京に2号店を開設した。同ブランドは「アイビーテイスト」をコンセプトに掲げ、カジュアルアイテムのほかにテイラードジャケットやセットアップスーツなども扱う。カジュアルを得意とする同社には珍しい挑戦と言える。

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「原発全停止が「アイビー」の長期ブームを作る?」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長