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日系のシェア9割!残された最後の楽園を守れるか

急成長する自動車市場からのぞいたインドネシアの魅力

  • 川島 佑介

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2012年5月21日(月)

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 2011年、記憶に新しい大規模洪水で市場が停滞したタイを抜き、インドネシアがASEAN最大の自動車市場となった。相次ぐ日系自動車メーカーによる投資、それに呼応する日系部品サプライヤーの進出ラッシュ。今、自動車の販売市場として、生産拠点として、インドネシアが注目を集めている。

 インドネシアの魅力はどこにあるのか。またそこに存在するリスクと課題は何か。本連載では、インドネシアで日系企業に対してサービスを提供するコンサルタントの視点から、「インドネシア自動車産業の今」を3回の連載でご紹介したい。

日系自動車メーカーによる投資ラッシュ

 昨年から今年にかけて、日系自動車メーカーの生産能力増強、新工場設立の発表が相次いだ。販売シェアトップのトヨタが2014年の新工場設立を発表。日産、スズキ、ホンダ、三菱の各日系メーカーも能力増強を発表した。既に発表済みであった生産シェアトップのダイハツ工業も含めると相当な生産能力の増加となる。

メーカー 生産能力 増加能力
現行 計画(年)
トヨタ 10万台 23万台(2014) +13万台
ダイハツ 33万台 43万台(2012) +10万台
日産 10万台 25万台(2014) +15万台
スズキ 8万台 15万台(2014) +7万台
ホンダ 6万台 18万台(2014) +12万台

 日系以外も含めたインドネシアの生産能力の合計は、2015年には2011年の約2倍に相当する150万台規模となる模様だ。また日系自動車メーカーの投資に合わせて、日系部品サプライヤーの新規進出も相次ぐ。報じられているだけでも40社以上の新規進出が予定されており、今年から来年にかけて、その数は更に増加する見込みだ。

ジャカルタ中心部。片道5車線を自動車が埋め尽くす(筆者撮影、以下同)

 インドネシアにおいて日系企業の支援を担当する筆者も、日に日に増していくインドネシア自動車産業の活気を体感している。なぜ今、これほどまでにインドネシアが投資を集めているのか。連載1回目の本稿では、その魅力を整理したい。

好調な経済と世界第4位の人口が市場拡大の両輪

 2010年、インドネシアは一般的にモータリゼーション到来の基準とされる1人当たり実質GDP(国内総生産)3000ドルを突破した。自動車産業界の期待と注目の中で迎えた2011年、その自動車市場規模(販売台数)は前年比17%の成長率を記録し、89万台に到達した。2012年は洪水から回復したタイがASEAN最大の市場に返り咲くと見られているものの、インドネシアの乗用車普及率はタイと比較してまだまだ低水準であり、将来的な普及余地はタイよりも大きい。今後、インドネシアがASEANの自動車市場拡大の牽引役となることは確実であろう。

乗用車普及率と1人当たり実質GDP(2010)
出所:Economist Intelligence Unitをもとにデロイト トーマツ コンサルティング作成

コメント1件コメント/レビュー

友人にインドネシアの人がいる。彼は、最近ベンツに乗り換えたと言っているが「やはりトヨタが、乗りやすい」と言っている。インドネシアの日本に対する信頼感は、大変なものだ。日本車も彼らの期待を裏切らないよう、更に努力して市場を確保して貰いたいと願う。(2012/05/21)

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友人にインドネシアの人がいる。彼は、最近ベンツに乗り換えたと言っているが「やはりトヨタが、乗りやすい」と言っている。インドネシアの日本に対する信頼感は、大変なものだ。日本車も彼らの期待を裏切らないよう、更に努力して市場を確保して貰いたいと願う。(2012/05/21)

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