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外で遊べない園児をスキー場に招待

「震災は、終戦直後の惨状を体験したようだった」―竹内一郎さん

2012年5月22日(火)

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 東日本大震災から早や1年と2カ月が経過した。時が流れるのは速い。小さなこと、できることでいい、引き続き支援を続けよう。この連載では1年たった今もなお被災地への支援活動を笑顔で続ける心優しき人たちを“心人(こころびと)”と呼ぶ。そんな彼らにスポットを当てることで、その活動を少しでもサポートしていければ幸いである。

 被災地を支援している心人は、被災地以外の人たちだけではない。自身も被災者でありながら、被災地支援している人もいる。今回の心人もそんな一人。7人目の熱き心人は、竹内一郎さん(33)である。

 仙台在住の竹内さんはスキーと自然をこよなく愛するアウトドア人間。東京の某コンビニエンスストアのスーパーバイザーを務めていたが、過労で体を壊し、仙台に戻った。ゴミゴミとした東京より空気がうまくて自然が近い、仙台の方が気に入っている。

 現在は、パタゴニア仙台支店に店員として勤務している。パタゴニアは、アウトドア用品や衣料品の製造・販売を行うメーカー。環境に配慮する商品をつくることで知られている。アメリカに本社を持つ。

カメラマンの注文に応え、笑顔でハートマークを作る竹内一郎さん(33)。優しさと人柄の良さが顔ににじみ出ている

 スキーが趣味でプロ級の腕前を持つ竹内さんは昨年の3月11日、山形と宮城の県境にある穴場スポットで、友人とスキーをしていたそうだ。するとドドドッという物凄い音が鳴った。最初は雪崩かと思ったそうだ。ラジオで地震と知った。なんとか山を降りて、6時間以上かけて仙台市内に戻ったそうだ。通常1時間で戻れる道だが、外灯や信号が消えていて、6倍の時間がかかった。

 住んでいる家は倒壊してはいなかったが、停電で電気を点けることができなかった。それでも、部屋の中がメチャクチャになっていることは分かった。それでも、会社が気になったのですぐに会社へ行ったそうだ。

 「パタゴニア」仙台店は、JR仙台駅から徒歩7分、青葉区中央2丁目という好立地にある。店舗や事務所は、棚が倒れていたりしたものの、倒壊につながるような大きな被害はなかった。

 社員の家が比較的近いこともあり、すでに何人かが集まっていた。その後も続々と社員が集まって来た。10人の社員のうち3人が家に入ることができなかった。1人は避難所で、2人は会社で寝泊まりすることになった。

震災は終戦直後の惨状を経験したようだった

 最初の1週間は本当にきつかった。食べ物や飲み水がないのである。家や会社にあった食料はわずかだったので、すぐに底をついた。炊き出し場所がSNSに流れていたのでそれを頼りに何度も足を運んで飢えを凌いだ。電気も水道も止まったままだった。

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