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第2回 金融出身者たちが閃いた「日本の森林を活性化させるアイデア」

  • 山本 志丈

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2012年5月31日(木)

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 山本惠一郎は石黒に遅れること5年、シティバンクに入行し、ストラクチャードファイナンスやアセットファイナンス(注:様々な資産の担保価値に依存して行われる資金調達のこと。資産金融とも呼ばれる。)において活躍、当時隆盛であった航空機ファイナンスチームの商品開発及びマーケティング責任者として数々の大型案件を取りまとめていた凄腕であった。その後、国内外の金融機関や企業向けのコンサルティング業務に従事し多様な大型ファイナンス案件の組成や新規金融商品開発に携わっていた。

 山本は金融業界に携わる中、金融と不動産・通信・商社・小売り・自動車など、様々な業種業界において金融とのコラボレーションまたは金融商品開発ノウハウの他業種への転用・活用による新たな市場の創造や業界活性化、業績拡大などの事例を多く見てきた。

 金融とは様々な定義があるが、その本質としては経済の動脈や血液的な、経済の安定発展の上で欠かせないものである。成長発展している企業や産業はもとより、停滞低迷している産業や地域にとっては最も必要とされ、産業や地域の再生や活性化の図る上で必要不可欠であり、かつ最も本質的な議論のひとつが、活発かつ持続的な資金循環が行われるようにすることである。

1次産業分野に関心がなかった金融機関

 金融ビジネス界においては、既に現在活発な経済活動を行っている産業や地域においては、更なる繁栄や事業拡大のための需要に応えるべく様々な金融商品の開発や営業が行われている半面、林業を含む第1次産業分野や環境、社会貢献、地域再生、山村里山再生などの分野やテーマに関しては、金融機関としての組織も人材も専門的かつ大規模に振り向けられる事例がほとんどなかった。

 それは金融ビジネスからみて、それらの市場規模、収益性、効率性等の点でビジネス化が困難であり、日本が抱える様々な大きな社会的課題の解決につながるとしても、金融機関が組織として、また個人として、本格的に取り組むにはクリアーしなければならない様々な課題があったからである。

 山本は、金融を通じて多くの企業や金融機関の経営的及び財務的課題を解決しつつも、物足りなさと不完全燃焼感をこの数年間強く感じていた。それは、金融ノウハウや仕組み、商品、ひいてはそれをもたらす金融機関や優秀な人材が、それを最も必要とされている林業や環境、地域や山村里山再生等の分野に対して提供されていない現状を強く意識していたからであった。

 またこの間、多くの金融界を含めた多様な業界で活躍する友人や仕事仲間との意見交換を通じて、日本や世界の社会的問題解決や解決困難な課題に対して、自身の経験や知識を生かして取り組んでみたいと考える多くの優秀な人材が増え続けていることも感じていた。

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