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わずか6日間で復旧した高速道路

被災地に救援物資を運ぶライフラインに

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2012年6月19日(火)

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6月20~22日にブラジル・リオデジャネイロで開催される「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」。この会議では防災対策も大きなテーマの1つになる。東日本大震災を乗り越えた日本のインフラ技術を紹介する。第2回は、わずか6日間で復旧した高速道路だ。

(外薗祐理子・日経エコロジー記者)

 下の2枚の写真は、東京から福島県いわき市などを経由し仙台市を終点とする高速道路「常磐自動車道」の同じ地点を写したものである。

 東日本大震災によって高速道路は路面に亀裂やたわみ、段差が生じる、液状化するといった被害を20路線の延べ870キロメートルで受けた。特に被害が大きかった地点では、左側の写真のように150メートルにわたり、上り車線の路肩と走行車線が完全に崩落した。

 右は3月17日の写真である。わずか6日間で、損傷箇所を一般車両が通行可能になるまでに復旧させた。海外メディアでも紹介され、日本の高い技術力の現われと賞賛された。とは言っても、派手な手段を使ったわけではない。地道な作業を迅速に進めたのだ。

常磐自動車道水戸ICと那珂ICの間は150メートルにわたって道路が崩壊したが、わずか6日で復旧した

 工事は、高速道路から崩落した大量の土砂を撤去し、新しい砕石を持ってきて盛った上にアスファルトを重ねる手順で進められた。崩れた土砂は隣接する田んぼにいったん置かせてもらった。

 常磐道などを管理するNEXCO東日本の担当者が翌日には隣接する田の所有者を探し当てた。地元の業者から砕石を確保し、3月13日からは2班に分かれて昼夜を徹した舗装工事を進めた。その間、緊急交通路として、損傷の少なかった下り車線を上り車線にも使った。

 2005年に策定され、2010年に修正された政府の中央防災会議による「首都直下地震道路大綱」には、「緊急輸送道路のうち、首都中枢機能の継続性確保のために特に重要な区間については、道路橋の被災、沿道建築物の倒れ込み、渋滞等による通行障害が発生しても、1日以内に緊急車両等の通行機能を確保できるようにする」と書いてある。

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