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第5回 クリックが「森を守る」仕組みをつくった

  • 山本 志丈

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2012年6月20日(水)

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 石黒は浜家拓也と話していた。浜家は石黒の2期下で、シティバンクにおいて金融派生商品、いわゆるデリバティブの企画・開発・システムなどのサポート業務を長らく務めた。が、金融派生商品がしばしば企業の会計をなかば操作するかのように使われていたことなどに嫌気が差し、金融業界を離れスポーツマーケティングの世界に身を置いていた。

 そこには長らく離れていた故郷、愛媛をはじめとする地方を、スポーツを通して活性化しようという思いがあった。同じく愛媛で中学、高校時代を過ごした石黒は浜家が、スポーツの世界を通じて自治体の人々とつながっていることに目をつけ、「水と緑の連携」の提案をするためのコンタクト先の紹介を依頼していた。

 スポーツによる地域活性化を目指していた浜家は、すぐにこの森林を中心とした仕組みが地域活性化につながることに気付いた。石黒に愛媛のコンタクト先を紹介しているうちに、浜家もフォレストック協会に参画した。

スポーツの世界では普通に利用されるSNS

 浜家はスポーツの世界において、フェイスブックやツイッターというソーシャル・ネットワーキング・サービス、いわゆるSNSによる情報展開の可能性を見ていた。プロ野球でさえ地上波の放送がほとんどなくなっているスポーツの世界において、インターネットによる情報配信は欠かせないものとなっているが、従来のホームページによる情報配信は、利用者に「見に来てもらう」という能動的なアクションを期待するものだった。

 しかし、趣味や興味の対象が多様化し、一つのことにかけられる時間が短くなっている現代においては、コアなファン以外はアクセスの頻度が低下し、早晩、興味を失ってしまうことが想像された。フェイスブックやツイッターは一度「いいね!」とフォローさえしてもらえばパソコンやスマートフォンでほぼ常時開いている画面に発信と同時に情報が流れ込む。

 ちなみに浜家自身の参考にと思って著名な海外のスポーツチームのフェイスブックページに「いいね!」をしておいたところ、普段さほど注目していない競技やチームであっても毎日フィードされてくる記事により、ずいぶん情報通になっていることに気付いていた。しかもインフラの利用コストはゼロである。情報発信に際しては、曜日や時間、ヘッダー文の構成やリンク先などいくつか注意すべき点はあるが、一般的なパソコン知識で十分に操作できる。2、3年前には想像もできなかった世界がそこにはある。

ファンになっていない人に振り向いてには?

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