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葛飾区に集まるエチオピア人難民

野党を支持した難民は日本でも民主化を要求

  • 藤巻 秀樹

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2012年6月27日(水)

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 アフリカというと、遥か遠くの国々というイメージだ。アフリカ人の友達がいる人もあまりいないだろう。だが、身近な東京にアフリカ人が集中して住むエリアがある。寅さんで有名な葛飾区だ。柴又より少し西の高砂、立石、四つ木にエチオピア人コミュニティーがある。今回は知られざる「東京のアフリカ」を紹介する。

今年1月の新年会に集まったエチオピア人

 葛飾区にエチオピア人コミュニティーがあると知ったのは今年1月。立石の葛飾区勤労福祉会館でエチオピア人主催の新年会が開かれると聞き、エチオピア料理に釣られて出かけて行った。会場に入ると、狭いスペースに約40人ものエチオピア人の男女がひしめいていた。エチオピア人といえば、テレビでマラソン選手を見たことがあるだけ。直接会って、話をするのは初めての経験だった。

 テフという穀物からつくる主食の「インジェラ」、鶏肉の辛口シチュー「ドロワット」、ラムのマイルドソース煮「イェベグアリチャ」……たくさんの料理が出てきた。

 箸はない。エチオピア人は手を使って食べるからだ。郷に入れば郷に従え。エチオピア流で食べてみた。日本人の住民も20人ほど参加、下町ならではの地域交流があった。

2005年の選挙を機に難民が増加

 日本に住むエチオピア人は2011年末で339人。このうち東京都には2012年1月現在で134人、葛飾区にはその約4割に当たる48人が住んでいる。なぜ、葛飾区にエチオピア人が多いのか。新年会を主催したNPO法人「アデイアベバ・エチオピア協会」のアベベ・ザウガ理事長(51歳)は「金属関係の町工場、弁当工場など外国人を雇ってくれる所がある。家賃も安く、礼金、敷金、保証人なしで貸してくれる家主がいる」と話す。

 日本に住むエチオピア人は外交官を除けば、留学生と難民が中心。変わったところでは元マラソン選手もいる。葛飾区に多いのは難民だ。アデイアベバ・エチオピア協会は難民が増えてきたことに対応、彼らの日本での生活を支援するため、2009年9月に設立された。

 難民といっても、認定されていない人ばかりだから、正確には難民申請者だ。エチオピア人で難民認定された人は昨年末までで5人だけ。国際的に見て、日本は難民認定が極めて少ない。欧米主要国は毎年、数千人以上を難民として受け入れているが、日本の認定数はわずか数十人。それもミャンマー人に偏っている。昨年は1867人が申請して、認定は21人。このうちミャンマー人が18人を占めた。

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