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平社員から170人束ねる海外社長に

資生堂で初の女性現地法人トップが生まれた必然

2012年6月27日(水)

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 成長する海外市場をどう開拓するか。それぞれの企業はもちろん、日本経済の将来をも左右する大きなポイントになる。新興国の経済発展で競争のフィールドは大きく変わり、戦い方も一様ではなくなった。その最前線では何が起きているのか。

 「日経ビジネス」は6月25日号で「『ニッポン』を売り込め」と題した特集をまとめ、未踏の地に果実を求める先駆者たちを追った。この企画と連動し、「日経ビジネスオンライン」では5回にわたり、海外営業の猛者たちを紹介する。

 2回目の今回は、今年4月に資生堂シンガポールの社長に就任した橋本美月氏だ。140周年を迎えた資生堂の歴史の中で、海外の現地法人のトップに女性が就くのは橋本氏が初めてである。

=文中敬称略

 橋本美月(38歳)は新人時代に上司からかけられた言葉を今でも鮮明に覚えている。

 「ハシモッちゃん、会社に入った時は女性の方が優秀なのに、途中から男性に抜かされちゃう人が多いんだよね。なんでだろう」

 聞き方によっては「男性優位」とも受け止められない言葉である。本来は社会人としての優劣に男女の差はないはずだが、結婚や出産というライフイベントを抱える女性にとって、日本はいまだに働きにくい社会であるのは事実。だが、女性が企業の中で活躍しにくいのはそれだけが原因なのだろうか。橋本はこの言葉で「働くことに対する覚悟が定まった」と振り返る。

「先導役になってほしい」という期待を受けて

橋本美月(はしもと・みづき)
1973年9月東京生まれ38歳。上智大学外国語学部イスパニア語(スペイン語)学科卒。97年資生堂入社後は本社国際部に配属され、海外法人をサポートする地区担当として経験を積む。2001年から3年間、パリの資生堂ヨーロッパ社に赴任。2012年4月に同社シンガポールの社長に就任

 そして入社16年目の今年4月、橋本は資生堂シンガポールの社長に抜擢された。直前まで部下は1人もいない平社員だったが、いきなり170人以上のスタッフを束ねる重責を担うことになった。女性の活用では日本の産業界の中でも最も進んでいる1社と言える資生堂においても、海外の現地法人の社長を女性が務めるのは橋本が初めてだ。

 今回の抜擢人事について、社長の末川久幸はこう期待を込める。

 「化粧品を扱う会社として、資生堂ではもっとたくさんの女性管理職が活躍するのが自然だ。女性には男性と異なる視点、異なる仕事のやり方を提案してもらいたいが、橋本さんにはその先導役になってほしい」

 末川が先導役と期待する橋本とは、どんな女性なのか。

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「平社員から170人束ねる海外社長に」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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